朝野裕一

2017年8月13日2 分

運動よもやま話2

運動に大事な概念として運動制御運動学習運動発達と挙げてきまし

たが、それに付随して運動分析(動作分析)があります。

プラス運動生理でしょうか。

どうやって身体の運動がコントロールされているか、が運動制御です。

それをどうやって解析・分析するかが運動分析。客観的・主観的両側面

から、分析は為(な)されます。

運動をどうやって習得するかの運動学習の場面においても、分析的視点

が必要になってきますし、運動発達においてもしかり。

科学的根拠や客観的な判断のもとに(主観的なものもありますが)、

分析がなされる必要があるということです。

もう一つの運動生理、主に呼吸・循環器系のエネルギー産出・代謝に

関する知識・学問です。

同じ生理学でも。筋肉を収縮させる神経機構(脳を含む)を解釈する

のは、神経生理学です。

これらを総合して、身体の運動を解釈していくわけですが、これらは

あくまでヒトの身体運動の現れを主に外側から判断する考え方です。

それとは異なり、内面からの解釈を試みるものとして、認知心理学など

があります。環境との相互関係でヒトの動きは変化しますので、その面

からのアプローチも必要です。

脳科学はこれらをまたがる広い範囲を含むと思われます。

いろいろ専門はあるでしょうが。

ヒトの身体運動に限らず応用的に考えられる分野、行動経済学

複雑系の科学なども大いに関連しているでしょう。

要は、多くの学問の融合というより集積かな?によって成り立つヒトの

身体運動。これだけでとても面白いなと私なんぞは思ってしまいます。

なんだか、よもやま話と言いながら堅い話になってしまいました。

まだ続けます。予定着陸地は決めてません。どうなるかお楽しみに。

今日も読んでいただきありがとうございます。また明日ごきげんよう。

    130
    1