朝野裕一

2018年6月25日2 分

腰にまつわる悩み〜腰痛といっても原因は色々?!

腰痛は誰でも位置は経験したことがあるかもしれません。

それだけある意味ポピュラーな症状ですが、その原因となると実は

なかなか難しいことになります。

いわゆる腰痛症(慢性)の原因の8割以上は不明(非特異的)である

という説もあるくらいです。

まず、

医学的に腰痛症という診断が下される前に、考えておかねばならない

ことがあります。

腰痛症という診断の前に除外しておかなければならないものとは?

・明らかな神経症状を伴う腰痛〜下肢や足のしびれや痛み、感覚障害、

運動麻痺を伴うもの。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが含まれます

・腰を形成する腰椎などに構造上の問題があるもの〜腰椎分離症、腰椎

辷り(すべり)症、骨粗鬆症やそれに伴う椎体の圧迫骨折、脊椎関節の

関節症など

・他の疾患の関連痛〜腎臓や消化器官(大腸など)などの内臓器官の

問題が腰への痛みとして現れているもの

これらを除外した上で、なお腰痛が生じている原因がわからないときに

(いわゆる慢性)腰痛症と診断されるということです。

ですから、腰痛症の原因が非特異的(不明)であるのも当たり前といえ

ば当たり前なのかもしれません。

レントゲンなど検査で明らかな不具合がなければ医学的には、原因が

非特異的となるわけですから。

さて、

ではその腰痛症、どう対応したらいいのでしょうか?

それは、

どういう時にどこがどのように痛いかです。それがわかると、対処方法

を考える上での大事な情報・ヒントになるかもしれません。

その前に、

先ほど腰痛症の前に慢性という言葉を付け加えましたが、慢性でない

場合=急性の中でも、ギックリ腰として知られる場合の対応は、原則

安静にすることが第一です。

私も、本棚をずらそうとしてギックリ腰(腰椎の捻挫として考えられて

います)になった時、少し早めに動かしてみたほうがいいかも?

と思って、腰椎や骨盤の運動をしたら、その日の夜トイレに這っていか

ねばならない羽目に陥っています。

皆さん、

くれぐれも注意してくださいね。

急性期にはだまっていてもあるいは動かそうとする時点でもう腰の痛み

が生じるので、安静ということになりますが、慢性腰痛の場合は必ずし

もいつも痛いわけではありません。

ではどんな時=どういう動きをした時=腰椎がどの方向に動いた時

に痛みが増強するのか?

これを知ることで、対応策を考えることができるかもしれません。

明日はその辺についてもう少し考えてみようと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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