朝野裕一

2018年7月25日3 分

結果的に運動・ストレッチ?

運動茶話会」の開催が決まりました。詳しくは紹介部分に飛んで、

見てみて下さい。

よろしくお願いいたします。

ところで、

つい先日こんな話を聞きました。

よく寝違いをして、

肩から背中にかけてコリと痛みを感じる方のお話です。

ストレッチや揉んだり動かしたりしてもなかなか治らずにいたある日、

仕事で長い時間こった側の肩にショルダーバッグを掛け、結構長い距離

を歩き回っていたら、いつの間にか肩のひどいこりが消えていた。

また別の時には、肩こりが治らぬまま野外コンサートに行って、音楽に

合わせて腕を何回も振り上げていたら、帰りには肩こりが消えていた。

どう思いますか?この話。

なかなか面白いなと思って聞いていました。

恐らくこういうことではないでしょうか?

こった肩にショルダーバッグを掛けていると、自然とその重みで肩の

筋肉(僧帽筋など)がストレッチされていたのではないか?

自分でストレッチしようにもひどい寝違いなどではかえって痛みが生じ

てしまい、筋肉が緊張して結果的に緩んで伸長(ストレッチ)されない

のに対して、仕事だからと特にストレッチなど考えず・意識せずに

ショルダーバッグを掛けていると、長時間の伸長刺激がうまい具合に

スローストレッチ効果を果たした、ということではないでしょうか。

しかも、

ショルダーバッグって時々肩からずり落ちそうになりますよね。

そうすると時々肩にかけ直したりする必要があり、これはこれで結構

煩わしいものです。

でも、その時に肩の筋肉が伸長されていたのが少し収縮するのでは

ないでしょうか?

そうすると、

長い間の伸長による血流障害は防がれ、適度な収縮ー弛緩の繰り返しが

筋肉への血流改善につながると推測もできます。

またその時長い距離を歩いていたというのも、間接的に良い結果を

及ぼしたと考えられます。

歩行は最も簡単で誰でも行える全身運動です。

全身の運動は血流を特に末梢の微小循環を改善する可能性があります。

筋肉が凝っている状態とは以前書いたように筋硬結という状態に陥った

状態。それを解きほぐすのが酸素供給=血流改善。

歩行はちょうどその効果を導く運動になっていたということです。

コンサートでも勿論全身を動かすでしょう。特に運動をしようなどと

思っていなくても、自然と音楽とそのリズムに合わせて身体が動く、

というわけです。

まして、肩の上げ下げも自然と行なっている。これはもう立派な

エクササイズですよね。

このお話から言えることは、

何も運動・エクササイズをを意識しなくても、身体が運動をする状況は

作ることができるということです。

夏フェスのシーズンになりました。

普段はショルダーバッグを肩に掛けて仕事で歩き回るという、一見辛い

作業も、場合によってはエクササイズ効果をもたらすこともある。

そして、仕事から解放されて野外コンサートで動き回る・踊りまくる。

結果的にストレッチや運動をする機会になっているかもしれません。

自分の生活や趣味などからも多くの運動に接するヒントが得られる

という、自分にとってはとてもタメになった面白いエピソードでした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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