朝野裕一

2020年5月5日2 分

ラジオ体操について考える;その2

ラジオ体操第1に関して分析するシリーズ第2弾です。

今日は、

5番目から8番目の体操について見てみましょう。


 
まずNo.5とNo.6から。

No.5は、身体(上半身中心)を横に曲げる(=側屈)運動です。

結構素早く動かすバリスティック(ballistic)な運動です。

脇を伸ばす感覚で行うと良いと思います。

No.6は身体の前後の動きです。

身体を前に倒すとき(前屈運動)には膝が曲がらないように、注意して
 
ください。

反動を使うダイナミックな動き(dynamic/ballistic stretch)を伴います。

最初はあまり勢いを付け過ぎない程度から始めてみましょう。

また体を前に曲げr時は背中を曲げず、股関節からしっかりと曲がるよう
 
に注意して行ってください。

続けて身体を反り返らせる(伸展)運動を行います。前屈とは全く逆の
 
方向にお腹の筋肉を緩めて行います。これも膝が曲がらない程度で
 
行ってください。


 
No.5,No.6とも普段の生活ではあまり動かさない方向の運動なので、
 
柔軟性を保つのに有用な運動です。

次に、No.7とNo.8です。

No.7は、身体を捻る(回旋)運動です。
 
主に胸椎と股関節での回旋です。足の位置がずれないように注意して
 
行ってください。

この運動も普段動かさない方向に大きく動かすので、身体を硬くしない
 
ようにするために大事です。

No.8は、ラジオ体操特有の代表的な運動でしょう。

肩をしっかりと上に挙げると同時に、指先までしっかりと伸ばす意識で
 
行ってください。

腕を上にあげた時は踵も上げて、つま先立ちでバランスを取リます。

そして、テンポよく行います。リズムに合わせた身体の動きの協調性を
 
必要とします。


 
普段動かさない方向へ身体を大きく動かすことで、身体の硬さを防ぐ
 
効果が期待できます。

リズムに合わせた協調した身体の動きを獲得するのにも有用ですね。


 
次回は後半の運動を紹介します。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次回に。


 
※動画はこちらの方からご覧いただけます↓
 
YouTube番組「身体自由-カラダフリーチャンネル SP3
 
Podcast番組「トーク・オン・エクササイズ」の方で、音声としても
 
お聴きになれます。

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