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  • 朝野裕一

筋肉の収縮と神経の関係(1);運動の前に筋肉の緊張度を調節する〜運動を科楽する:第2章(5)

筋トレは神経トレーニングとここでも何度か言ってきました。

昨日に引き続き少し難しそうなお話をしていこうと思います。

とはいえ私も生理学者ではないので、できるだけ正しくわかりやすく

知っている範囲のことをお伝えするだけです。


筋トレは神経トレーニングということを何度もお話しするのは、筋トレ

のイメージを少しでも変えたいから、そして正しく伝えたいからです。


さて、

私たちが身体を動かすあるいはある姿勢を維持するときには、筋肉の

収縮→緊張度が必要です。

何かをしようと思ったときには、すでにその準備が整っていなければ

なりません。思ってから整えていては間に合わないからです。


つまり、意識的な運動=随意運動においても、実は無意識化で筋肉の

緊張度が調節されているわけです。

前にお話しした反射機構とは別に、というかそのベースとしての筋肉の

緊張度を調節する機構が脳の中には存在しています。

それが、大脳基底核です。


大脳基底核は、単に筋肉の緊張度を調節するだけではなく、感情や認知

機能、学習や動機づけとも関連している言われています。

確かに、

何かをしようとして緊張のあまり手が震えてくるなどということは誰し

も経験したことがあると思います。

このように、心の緊張度と筋肉の緊張度などは関係しているということ

は想像しやすい現象ですね。


ちょうど陸上競技のレースで「セット!」とコールされるような状態。

これが運動前の準備段階、筋肉の緊張度の調節です。

何かをしようと身体を動かす前に筋肉の緊張度をある程度調節してくれ

ているということです。


そして、それは心の緊張度などの感情に左右される可能性があります。

なぜなら、大脳基底核がその役割を担っているからです。

弛緩し過ぎても緊張し過ぎても、思うようなパフォーマンス・動きは

達成できません。


適度にリラックスしつつ目的とする行為に集中している状態、これが

適切な動きを形づくってくれます。

あなたが何かのトレーニングを日常生活の中でも取り入れようとする

ならば、適度にリラックスしつつ筋肉の緊張度や身体の動きそのものに

注意を払う(集中する)必要があるということになります。


今日は、大脳基底核という脳の中の器官の役割の話から、

筋トレなどの運動をする前に注意すべき点として、適度なリラックスと

集中のバランスを考慮しましょうというお話でした。

これって、普段の身体活動やトレーニング、仕事での活動やスポーツ

競技でも当てはまる、結構大事なポイントだと思います。


ながら運動(→リラックスにつながる)でも全然OKなのですが、その

時には、身体の動きにだけは敏感でありたい(身体で感じる状態)な

と思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。



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