朝野裕一
トランスサイエンスについてちょっと
科学についてもうちょっと。
トランスサイエンスという言葉があります。
科学に関する事象を科学だけでは解決できないために、
科学の世界以外の分野にまたがって考えていこうという概念です。
間違ってないかな?誤りや言葉足らずがあったら誰か指摘してください。
それで、
福島の原発が典型的な課題例としてよく挙げられています。
あそこまでの被害を誰が科学的に予測できたのか?
(問題点を事前に指摘する意見はありました)ということ以上に、
これからどう対処していくべきなのか?
あらゆる分野にまたがった社会的な問題・課題ですし、
日本のみならず世界全体で考えていくべき問題でもあります。
科学は、その分野の深い追求(基礎科学)と同時に、
他分野との連携や協働、一般の人々の理解やそのための啓蒙・教育
などが必要になってきます。
身体運動科学についてもまさしくその通りで、
自然科学同様、他分野との協働作業が必要かつ単純に面白い(と思っています)。
医学は最も近接した分野ですが、今まで書いてきた通り、
それ以外にも様々な分野との協働が必要なだけではなく、
創発的になる可能性をも秘めていると思います。
現実的な面においても、身体運動が健康を維持させる条件の一つであるならば、
医療費の高騰を防ぎ、その分の財政的な余裕を他の分野に回すなど、
経済的、政治的な分野との協働作業にもつながります。
結論としては(跳びこし過ぎ??)、
やっぱり科と楽ですね。
今日もお読みいただき感謝します。
また明日。