重力抗するより制する?
朝野裕一
身体の動く仕組みを考える時、
真っ先に考えるべきものは何でしょうか?
やはり重力ではないかと思います。
前にも書きましたが、地球上に住んでいる以上は誰しも受ける力を
抗しつつどう制するかが肝では?

二足歩行獲得以降、ヒトは直立位を保つため、重力に抗してきました。
抗重力筋という筋肉を常時働かせながら、加齢にも抗して姿勢の維持を
図ろうとしているのです。
普段あまり意識することがないかもしれませんが、常に重力下にある。
一方で重力を利用して、行う競技やレジャーもありますね。
スカイダイビングやジェットコースターのような遊戯?!とか、
重力を利用した力の入れ方で相手を制する場面(相撲や柔道など?)も
よく見かけますね。
また、球技ではボールが重力によって落ちてくる、
あるいは落ち方を制御することで相手を制するとか。
ピッチャーの投げるフォークボールなんかその典型かもしれません。
抗するは頑健しかし、制するは半脆さー以前書いた脆弱性・反脆弱性の
話(タグの反脆弱性でお探しください)にも繋がる気がします。
地球の重力を手玉にとって制することができれば、身体運動も楽しさを
増すのではないでしょうか?
今日も読んでいただきありがとうございます。
暑い日が続きますね〜。
ここ旭川も連日30度以上です。
健康にご留意して、ごきげんよう。