朝野裕一
筋収縮の素(もと)
筋肉の収縮によって筋肉は力を発揮します。当たり前ですね。
では筋肉の収縮(以下、筋収縮)の素(もと)は何でしょう?
視点によって言い方は異なりますが、大まかにいうと、神経の電気信号がもとになって、筋肉は収縮します。
ですから、筋力を発揮するもとは、神経にあるわけです。
以前、周りで励ましの声援を送るだけで、発揮される力は増すといいましたが、それは神経の活動が増すからに他なりません。
筋力トレーニングは神経トレーニング、と言い換えてももいいくらいです。
さらに、神経には筋肉の収縮を促す運動神経の他に、感覚を伝える神経があります。
ヒトには、感覚神経の信号(情報)をもとに、出力=筋力を調節したり(フィードバック)、事前に筋収縮をさせたり(フィードフォワード)する仕組み(=機構)が備わっています。
筋力トレーニングには、何かがむしゃらにただ力を出せばいいんでしょ、というイメージがありますが、結構繊細な機構がもとにあるのです。
今日も読んでいただきありがとうございます。また明日お会いしましょう。
付記)一昨日7年間使っていたパソコンが、さすがに劣化していたのか、故障+修復不能になってしまいました。しばらくスマホからの書き込みになるかと思います。配信時間が遅くなることをお詫びとともにお伝えします。