習慣についてまとめてみます
習慣について何回かに分けて書いてきましたので、ここでまとめます。
<今よりちょっと踏み出してみる>
習慣は良くも悪くも、楽にできる範囲のことを古い脳;大脳基底核=
特定のパターンを繰り返す、が司令することから生じるものです。
これがなかなか変えられない原因です。脳をだます必要があります。
それには、今よりちょっと異なる行動をとってみる、できれば
ごく小さなものがオススメです。
スクワットを洗面所に立った時一回やってみる、などで構いません。
それ以上のことを思わずやってしまうかもしれません。それはそれで
OKです。次の日も1回だけやってみようで構いません。
楽なところ:コンフォート・ゾーンから半歩でも踏み出してみることが
習慣を変えるきっかけになるのではないか、ということです。
<心の中でイメージを作る>
闇雲に何かを変えようとしても意味がありません。できれば、どういう
姿なり目標なりを具体的にイメージできるかが大事なようです。
それには、なんのためにという考えも必要でしょう。
イメージが鮮明なほど習慣づけ、新たな技能習得は成功するようです。
<どういう状態かを客観的にフィードバックする>
自分の状態をフィードバックして修正する手段に使う必要があります。
自分だけで無理ならば誰かの助言を参考にすることも必要です。
そして、最終的には自己管理の方向に向けていくべきです。
<意志の力かモチベーションか?>
ここは意見の分かれるところ、あるいはニュアンスがそれぞれ異なる
ところではあります。
モチベーションは必要ですがそれだけに頼らずに、意志の力も使えれば
一番良さそうです。楽なところから踏み出す意志は特に。
外的・内的モチベーションは手段としては有用ですが、
どちらかといえば内的なモチベーション(自分の達成感など)の方が、
長く継続できそうです。
意志の力は長持ちしづらいので、
小さなところから始める必要があります。それとイメージ力と
フィードバック修正があれば、継続は可能ではないかということです。
<結論>
そうそう楽に楽しくだけでは、済みそうにありませんね。
楽しく行うのも飽きというものがあるので、流行り廃りがどうしても
出てきてしまうのでしょうね。
重複しますが、最終的には 自分で管理できるレベルこそが、
真の習慣でしょう。一旦獲得すれば、簡単には崩れない(悪い習慣を
考えれば容易に想像がつきますね)のが習慣です。
私としては、
習慣を変えるお手伝いとして、
一歩でも半歩でも踏み出すためのナビゲートを心がけたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。また明日。
<主な参考図書>
「最後のダイエット」(石川善樹・著、マガジンハウス、2015年)
「超一流になるのは才能か努力か?」(アンダース・エリクソン著、
文藝春秋、2016年)
「小さな習慣」(スティーヴン・ガイズ著、ダイヤモンド社、2017年)