障害と向き合う
NHK-Eテレの「バリバラ」を時々(毎回ではありません)観ますが、
“やっぱすごいなぁ”と毎回(?)感じます。何がすごいのかって?
なんと言ったらいいのでしょう?
いわゆる障害者(障がい者の方がいいのかな)と健常者の間にある、
大きな壁をできるだけ透明化して見えるようにした後、さらにそこに
ガラスの壁があるのではないかという問題提起までしてしまう、
というところが今までと違うのかなと思います。
“感動ポルノ”の提起などは、少なからず障害に向き合っているつもりの
人をも、“ハッ!”とさせる提起だったのではないでしょうか。

10年ほど前、看護学校に講義に行っていたとき必ず講義で見せたのが、
NHK-Eテレでやっていた「パラリンピック」の速報・紹介番組でした。
講義で寝てしまう彼女、彼らがこの時間は必ず目を覚まして、
画面を食い入るように見つめている(というとやや大袈裟ですが...)。
何か見せれば寝ないだろうと思いつつ、パラリンピック競技自体の
躍動感を堪能していたが故の目覚めだったと感じました。
今やパラリンピックの紹介は、新聞紙上でも明らかに以前よりは
大きく取り上げられています。
しかし、6月に行われた日本でのパラ陸上選手権での観客の入りの
一方でロンドンで行われていた、世界パラ陸上選手権では満員とは言え
ませんが、盛大な声援のもとでの大会模様を見て、まだ何か不足して
いるものがあるのかな?一体なんだろう?としばし考えていました。
単に広告戦略の問題なのだろうか?見えないガラスの壁と関係があるの
だろうか??
障害を持つ人たちは自分の障害と向き合わざるを得ません。
一方で健常と言われる人たちは、どう接したらいいのか?
どう向き合うのか?わからないことがまだたくさんあると思います。
さらには、自分がひねくれ者だからでしょうか、障害を持つ方々以上に
その周囲にいる支援者なり共感者との付き合い方や向き合い方自体が、
難しく感じることも結構あります。
最後はあなた次第!自分との向き合い方ということなのでしょう。
そんなことを感じながら暑い夏を過ごす今日この頃でした。
今日も読んでいただきありがとうございました。今日は少し涼しい旭川
ではまた明日。