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朝野裕一

運動を促すアプローチ4

8月も今日で終了ですね。旭川@北海道はもう秋の気配です。

もう少し参考図書に準じてお勉強しますね。

行動変容を促すアプローチの一つ、トランスセオレティカル・モデルの

お話でしたね。

行動変容に至る道筋が5ステージあってその3番目準備ステージに対し

てどういう対応があるかからお話しします。

準備ステージの状態にある人は、行動変容を行う準備が既にできていて

自己を再評価することと、他者からの援助(報酬などを含む)を求め

させることが、上位のステージ (実行・維持ステージ)への移行を

容易にするだろうということです。

実行ステージにある人は、運動をより強く行う意思を得る為に、環境を

変えることや運動を継続する意思を表明する(壁に一日の目標歩数を

掲げるなど)、運動をすることで得られるスタンプや商品、自分への

報酬などを提供することが有効と考えられています。近い距離ならば車

ではなく歩くようにすることやエスカレーターではなく階段を利用する

よう勧めることも含まれます。

最後に、

維持ステージの方は、運動を行わないで楽にしていたいという誘惑は

まだ残っていますが、既に半年以上運動を何らかの形で継続できている

、運動をしないよりも運動を生活に取り入れている可能性が高いので、

特別な対応は必要がないと考えられています。 そのまま続けてね、

ということでしょう。

もしステージを逆戻りした場合は、またそのステージに応じた対応を

繰り返すのではないかと思います。

さて、

初期のステージ(前熟考、熟考、準備ステージ)になればなるほど、

運動の恩恵(プロズ)よりも損失(コンズ)の方が優っており、

ステージが進むほど、これが徐々に逆転をしていくという傾向があると

されています。これをセルフエフィカシーの増大と言います。

このセルフエフィカシーの増強をさせる為には、主に、4つの介入が

必要であると考えられています。

それは明日お伝えしたいと思います。本日はここまでということで。

今日も読んでいただきありがとうございました。

また明日お会いしましょう。

参考図書)

「アクティブ・ライフスタイルの構築ー身体活動・運動の行動変容

研究」(竹中晃二・著、早稲田大学出版部、2015年.)

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