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朝野裕一

身体の動きあれこれ

身体の動き・身体運動についてあれこれ考えてみます。

今まで書いてきたような、制御や発達、学習などは学術的な側面ですが

、動く主体となる身体の構造についても考えてみると面白いかもしれま

せん。どうして今のような身体になっているの?と考えたとき、進化の

歴史を紐解きたくなってきます。

また、

身体の動く仕組みになると、脳をはじめとした神経組織の働きの不思議

さを考えないわけにはいきません。

周りの環境とそこにある自分の身体の意識(知覚)の関係性の中から、

脳は今のように発達してきたのでしょう。

それをロボット開発の観点(視点)から研究している人もいます。

ヒトが今のような身体の構造をなしているにはそれなりの理由があると

思うので、それを再現する人型ロボットが開発されるのは当然といえば

当然のことかもしれません。

一方で、

ヒトの入れない・行けない場所(災害の現場だとか)へ行くことができ

るのもロボットの利点で、ヒトの身体構造とは似ても似つかない機械型

のロボットの開発も進んでいます。

ヒトの心の存在は、常に脳科学やロボット開発の観点からもまだはっき

りとしたことがわかったとは言えませんが、心と身体の関係は現象とし

てはっきりとその(心の)存在が認められます。

そして、

心のあり方が身体の動きや姿勢に現れることも、現象として捉えられて

います。楽しい心持ちはエンターテインメントの中にも身体の動きとし

て表現されます。

逆に身体の動きを限定させて心の動きを落ち着かせたりもできる。

いわゆる所作というものです。武道でいえば型とも言えるし、所作・

立ち居振るまいなどは、茶道や華道などに蓄積されて存在しています。

前回までお話ししてきた、子どもの(運動)発達は、ある意味ヒトの

進化のあり方を繰り返して示しているとも言われていますー個体発生

は系統発生を繰り返すーですね。

特に最近は、ヒトが爬虫類から哺乳類そして類人猿から現在の人類へ

と、進化していく過程での身体構造の変化に興味の一つがあります。

なかなか手元に資料がないのでどうだこうだとは何も言えませんが、

ちょっと調べてみようかなと思っているこの頃ですー系統発生ー。

それとヒトが胎児、新生児から乳幼児そして学童期を経て成人に至る

発達にも改めて興味を向けていこうと思っていますー個体発生ー。

身体の動きあれこれ/徒然でした。

今日も読んでいただきありがとうございます。ではまた明日。

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