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執筆者の写真朝野裕一

振り返る人

更新日:2020年10月1日

ちょっとアカデミックな話が続いてもっと面白い話ができないものか

と思案、人の動きをどう面白く伝えたらいか?今や永遠のテーマ的にな

っています。

昨日の話で、ヒトがバランスよく動くためにはまず柔軟な身体 、関節

の動きを拡げる・維持する必要があると言いました。具体的に何がある

だろう?と考えてみました。

例えば、

人が自分の名前を呼ばれて振り返る、あぁ綺麗な人だなぁ!と思って

思わず振り返る、あっ忘れ物した!と気づいて今来た道を戻るとき、人

は振り返るという動作をします。

ちなみに、

“振り返る”とキーワードを入力して画像検索すると、あるわあるわ、

綺麗な女性がちょっと半身(はんみ)で振り返るポーズの写真が。

微妙に振り返る動きの部位が異なるなぁと、職業的に見てしまうけど...

そうです。きちんと!?スムーズに?楽にか?振り返ろうとしたとき、

どこの動きが必要なのでしょうか。

ご存知の方もいると思いますが、せっかくなので検証してみましょう!

まずすぐ思い浮かぶのが首(頚部)です。まぁ顔ですね。顔を向けると

いう動作。これは頚椎(7つあります)の主に1番目と2番目の骨の間

で起こる動きです。

こんな感じでしょうか↑思わせぶりな視線はこの際無視するとして...

さらに上半身(上部体幹部)を回す動きがあります。これは胸椎(12

コあります)で主に行わます。

一つずつが少しずつ回旋して両肩を結ぶラインが腰(骨盤)のラインよ

り 回っていればこれに当たります。

こんな感じ!?↑あ、猫でいえば。 人だとこれが比較的近いかな?↓

★(著作者:jagged-eye)

両足を結ぶラインと骨盤のラインは同じ向きで、骨盤のラインと両肩を

結ぶラインの方向が右に回っている。もちろん首も回してますけどね。

さらに下半身も回すとこうなります↓

全身で振り返る形ですね。両足を結ぶラインより骨盤のラインが右に回

り、両肩を結ぶラインはそのさらに右へ回り、首はそのまた右へと回っ

ています。

下半身(骨盤より下の部分)が回っているのは主に両方の股関節の回旋

(内・外旋)の動きからなります。

上の写真のようなポーズを取るためには、頚椎・胸椎・股関節がそれぞ

れ、十分な可動域を確保していないとできません。

もしどこかに硬い関節部分があると他のどこかの部位で代償するので

そこに負担がかかってきます。

それにしても、振り返りポーズはモデルさんの定番なんですね。

見返り美人といって、昔の浮世絵でも振り返ることは特別な意味を持っ

た動きなんだなぁと、改めて感じ、

モデルさんは柔軟性維持のために、身体ケアしているよなぁと。

今日はこのくらいにして、明日は振り返りの動きの仕組みについて考え

てみようと思います。今日も読んでいただきありがとうございました。

今日は、配信が遅れてしまいました。ではまた、明日ごきげんよう。

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