• 朝野裕一

振り返る身体

人が振り返る時の身体の柔軟性について、昨日お話ししました。今日は

それを解剖学的に確認してみます。

まず首での回旋(回すこと)です。

首には7つの骨があると書きました。これらの骨が全て回ると左右

各々90度ずつになります。1番目(環椎)と2番目の骨(軸椎)

の間で約45度回ります。その他の部位で約45度、計90度=直角ですね。

次に胸椎という12個の骨(脊椎、背骨;せぼね)のところで、左右

各々約30度 、腰椎(5個の骨からなります)で左右各々約5度、

計左右各々35度回ります(上半身の回旋)。

そして最後に、股関節の部分での回旋です。左右ともそれぞれ約45度

回旋します。例えば右に身体(骨盤部分でのみ)を回すと、左の股関節

は外旋、右股関節は内旋します。

さて、

これらが全て回ると(今回右にします)、90度+35度+45度=170度≒

180度 となります。ほぼ反対向きになれるということです。

こんな感じですね。

★(著作者- Alejandro Martinez. (改変 gatag.net))

頚椎、胸椎、股関節 のいずれかに動きの制限があると他の部位を余計

に回そうと負荷がかかります。解剖学的には限界があるので、しっかり

と振り向けない、あるいは振り向こうとしてバランスを崩す、振り向く

のに足を踏み替えて時間がかかってしまうなど、不利益が出てきます。

それぞれの関節の動きを毎日確かめて、何回かでも動かす練習をするこ

とをお勧めします。

首を回すのは首だけで左右とも、胸椎は骨盤に手を当ててそこが動かな

いようにして両肩(を結んだライン)が回るように(左右とも)、

股関節は、骨盤自体を回す感じで(左右とも)行うとそれぞれの動き

がわかります。

左右で動きの違い(動かしにくさなど)を感じたり、どこかの部位が

特に動かしにくいなどに気づくかもしれません。お試しください。

今日も読んでいただきありがとうございました。ではまた明日。