- 朝野裕一
色々な座り方/立ち方
色々な椅子とともに、そもそも同じ椅子でも色々な座り方があります。
それによって立ち方も当然変わってきます。
研究などで行う座り方は、むしろ日常生活ではあまり見られません。
座り方は椅子の形状によっても、その時の気分によっても、さらに、
その人の姿勢(立っている時を含めた)などによって変わってきます。
なので、それに伴って立ち方も変わります。
ソファでゆったりと読書をしている時などは、足もソファに上げて
座っています。 立つときは、その足を一旦下に降ろしてから行います。
疲れて背もたれにもたれて座っているときは、上半身(上部体幹)を、
一旦起こしてから(その勢いで/一度止まってから)立つでしょう。
先ほど言った研究などの座り方/座る姿勢(座位)は、その一部を
再現性のある形で(研究なので)取り出した姿勢と立ち方になります。
その上で、
椅子の高さや足の置く位置、立つ速度などに変化をつけて、解析/分析
する訳ですが、その時の姿勢は真っ直ぐにして(直立位で)行います。
でも多くの方(多くの場合)は、そのような姿勢では座っていません。
気分が落ち込んだ時には、上半身を深く曲げてうなだれているので、
そこからサッ!と立つことはないでしょう。物理的にはすでに上半身を
折り曲げているので、立ちやすいはずですがそうはいきませんね。
★(著者:Taicker)
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浅い座りの場合も、足を身体に寄せれば非常に立ちやすくなります。
もちろん椅子の高さにも影響は受けますが。
椅子の高さは、低いよりは高い方が一般的には立ちやすいことになり
ます。しかし、これもその人の身長や脚の長さによって異なります。
脚の位置は、前後に(身体より遠くに/近くに)以外にも横に広げる
(いわゆるガニ股)とか足をピタッと寄せる場合もあるでしょう。
比較的ガニ股状態での座り方/立ち方は、日常でよく目にするのでは
ないでしょうか。列車や飛行機、バスなどの座席で、不当に!?
足を広げてスペースを取る人がいますよね。あれって立つ時楽だから?
力士や妊婦さんのようにお腹が大きい人は、お腹が邪魔あるいは保護
するために、自然とガニ股状態になりやすいですね。立つ時にもお腹
に必要以上の圧迫が掛からないで、立つことができます。
二日酔いで?こんな人も中にはいるでしょう。
こうなるともう自分一人では起き上がれないかもしれません。
他人が起こして上げて、立つのも介助が必要になるかもしれません。
そんな状態にならぬよう気をつけましょう!
究極の椅子は、エアー・チェア=空気椅子!でしょうか。
★(著者:Curtis MacNewton)
座り方も千差万別というお話でした。明日は座る人のそもそもの姿勢
(立つ姿勢含めて)についての予定です。
今日も読んでいただきありがとうございました。ごきげんよう。