- 朝野裕一
いよいよ体幹を鍛える!?
体幹の筋肉を収縮させる=鍛える(の一部;可動域・可動性の改善も
含みます)についての続きです。
静的トレーニング(一定の肢位を保持する)は前にお示ししましたね。
こんな感じです。
この肢位を1分以上保っていても特に辛くなければ、ここに少し動きを
入れてみましょう。
絵が下手なので分かりづらかったらすみません。身体を(上の場合)
左にひねりながら、少し起こしてみましょう。
ちょうど右の手・腕を左の膝の外側にタッチする感じでひねります。
あまり激しく・速くやらずにどちらかというとややゆっくり保持する
気持ちで行ってください。
これは腹斜筋という筋肉を主に収縮させているトレーニングで、動的
要素が入ってきました。
もう一つ、とても定番でシンプルかつきちんとやるのはそう楽ではない
トレーニングを紹介しておきます。
まずは四つ這い位になりましょう。
肩幅くらいに両手と両足を開き、お腹を下に沈めたり背中を丸めたり
せずに真っ直ぐに保ちます。
そこから、
右(左)手と左(右)脚を身体と一直線になるように挙上します。
この姿勢でゆっくり五つくらい数えて保持してみましょう。
できたら反対もやってみましょう。バランスを保てますか?
頑張って反り返り過ぎたり↑
背中を丸め過ぎたり↓
しないように気をつけて行ってみてください。
しっかりと必要な(求められる)姿勢を保持することは、
きちんと行えばそんなに楽ではないことが、お分かりかと思います。
どんなに激しくやっても、代償的な動作が含まれていては、目的を
達成できず、時には腰自体(や他の部位)の負担 を増やす結果になる
場合があるので注意しましょう。
どんなに素早くやっても、単に保持できないから速くなってしまう
可能性に気づいてください。
姿勢を保持する状態でも、常に身体が揺れてしまうかもしれません。
可動域と可動性を十分に保つ練習に加えて、まずはこのような運動
だけでも毎日欠かさず行っていると、身体が引き締まってくる、
腰が軽くなる、動きやすい気がする、などの自覚的な変化を感じる
ことができるのではないかと思います。
ここからいくらでもレベルアップ(トレーニングの)はできますが、
とりあえず、家でいつでもできる練習の紹介をさせてもらいました。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。ではまた明日。