- 朝野裕一
(体幹を)鍛えるとは?
ここまで体幹の鍛え方について簡単なこと(でしたかどうでしょうか
?)を書いてきました。
もう一度、確認してみましょう。
まずは、
体幹に限らず(が頭に常につきます)動かす部分の可動域を
改善・拡大あるいは維持する(狭まらないように予防的に)必要があり
ます。
その上で、
可動性の改善・維持です。
動かす部分の動かしやすさを担保しておきましょうということです。
そこで、
動かす筋肉をその目的に応じて収縮させる運動=筋トレをしましょう。
ある人が言っていましたが、筋トレ=脳トレ、その通りだと思います。
何故ならば、
脳から発する神経信号(必ずしも脳だけとは限らないのですが、
ここではわかりやすく、そういうことにします)によって、初めて筋肉
は収縮することができるという原理を忘れないでいただきたいと
思います。
思ったように動くためにそれに関わる筋肉を働かす→それは神経の
命令が元で初めて可能である、という原理;それが筋トレの真意です。
ですから、
こんな簡単な運動でいいの?これって本当に筋トレなんですか?
というような運動こそが筋トレになるのではないかと思っています。
みなさんが想像しているようなジムで機械を使った激しい筋肉の
トレーニングだけが筋トレではない、ということだけは覚えておいて
いただきたいことです。
そして、
筋トレも、その筋肉の働き→動かす部位の役割と目的に応じた
トレーニングの仕方があるということです。
姿勢保持などにしっかり働いて欲しければ、ある肢位を保持する、
持久性を伴ったトレーニングが適しているでしょう。
瞬発的に大きな力を必要とするならば、それに見合ったややレベルの
高いかもしれない動的要素を含んだトレーニングが必要でしょう。
筋トレっていう言葉自体が、いまや正しくないのかもしれません。
どうしても激しいイメージがすでに付いてしまっていますから。
筋トレ=運動機能トレーニングと言った方が、
正しいイメージかもしれませんね。
今日はこのくらいにします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。また明日。