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朝野裕一

身体運動、活動、生活、人生!?

人の生活には身体運動が必須であることは何回か書いてきました。

ここでもう一度身体運動の意義〜というと大げさに聞こえますが〜

を考えてみましょう。

まずは、私たちの生活目線から見てみましょう。

日常の生活は様々な身体運動から成り立っています。

一方で、

生活はただ生きるというためだけではなく、人生の意義・生活の質

(Quality of Life)の基盤になるものです。

上の図に示してみました。

日常的な生活動作さえ行えていれば、別に改めて運動を取り入れる

必要はないのでは?という疑問が当然生じて来るでしょう。

それだけで活動しているわけだから

・・・

しかし、ここには二つの落とし穴が潜んでいます。

一つは、加齢です。

年齢を重ねるにしたがい、身体機能は衰えていきます。

身体の関節の可動域・可動性と筋力はその代表です。もちろん神経の

働きもそこに含まれています。

運動・感覚ともに神経活動の衰えが生じてきます。

さらには、高次脳機能と言われる記憶や認識、言語機能も衰える可能性

を秘めています。

認知症がその典型ですね。

もう一つの落とし穴は?

日常的に繰り返し行われる、いわゆるルーティーン・ワークの積み重ね

が、偏った身体の使い方になる可能性です。

ある作業は、例えば前に書いた農作業などを例に挙げると、身体の前側

で(ほとんどの作業がそうなのですが)行われ、特に重いものを運んだ

り、持ち上げたりということが繰り返し行われます。

その結果、腰への負担が繰り返され、そり返る動きが制限されるなど

様々な支障や活動制限が生じます(生じる可能性が高まります)。

ですから、

生活動作だけで身体運動の全てをカバーすることはできないわけです。

生活動作や社会活動などに何らかの制限が生じてしまうと、その上位

レベルの人生の意義や生活の質にも、影響を及ぼしてしまいます。

決められたパターンでの生活(動作)〜これにはオフィス・ワークも

当然含まれます:座って行う作業が多いケースとして〜をしている人

や、歳を重ねて活動自体が減少しがちな人ほど、身体運動を意識的に

生活の中に取り入れる必要があると思います。

でも時間がない〜確かに

じゃぁ何をすればいいのですか?

〜確かに

なぜそれがいいといえるのですか?

〜確かに、情報が偏っているかもしれませんね。

身体の仕組みを理解して、日常的に簡単に意識的に行う身体運動が、

その解決になると思っています。

多くの人が、宇宙飛行士のように特殊な微小重力という環境下で活動

するわけではないので、必ずしもきっちりとした激しいトレーニング

を必要とはしません。

日々の生活導線上に、身体を動かすこととその仕組みの理解を提供する

機会があれば、多くの人が充実した生活の・人生の基盤を築くことが

できると考えています。

少し大げさに聞こえますが、でも本当にそう思っています。

来年の1月から、徐々にそれらのサービスを展開していこうと思って

いますので、その節はよろしくお願いいたします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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