足首のストレッチってどうやってますか?
さて、いよいよ本題の足首(足関節;アキレス腱)のストレッチです。
みなさんどんなストレッチを想像しますか?
こんな感じですか?
これは↑もちろん 足首ないしアキレス腱がストレッチ(伸長)され
ますが、どちらかというとメインは太ももの裏の筋肉
(ハムストリングス)と坐骨神経などの神経の伸張になります。
これらをいっぺんに伸ばすという意味では効率的ですが、足首メイン
ではありません。
他にもいろいろありそうですね。
みなさんが想像するあるいは実際に行ったことのある方法は、この図
の一番左側の方法が多いのではないでしょうか?↓
ストレッチする足裏全体をしっかりと地面に接したまま、ゆっくりと
伸ばします。できれば30秒くらいそのままで。
決して反動をつけないようにしてください。かえって伸ばしたい筋肉
(下腿三頭筋群)が反射的に収縮しやすくなり、伸張効果が薄れて
しまいますので。
あまりスペースを使わずにしっかり(アキレス腱などを)伸ばすため
には真ん中の方法がお勧めです。
図では随分急な角度の三角物体を示していますが、もっと角度の
小さい、柔らかい丸めたタオルなどを使ってもいいと思います。
要は足首が背屈方向に強制されるような状態を作ることです。
利点としては場所を取らないだけではなく、踵を床にしっかり
(痛くない範囲で)押し付けることで、昨日お話しした足関節の構造
から、足首が反りやすいのではないかと推察できます。
※踵骨が押されることで、相対的に距骨が(本当は前からも押さえ
たいのですが、一人では難しいので)後ろに残ってくれるような
イメージです。
あくまでイメージなので、実際にそうなっている保証はありません。
前側から距骨を固定して押さえないとなんとも言えませんが・・・※
毎日何かの作業中(立って行う)に何気なく行うことで、習慣づけが
できるようになります。
足首の硬い(背屈可動域に関して)人はぜひ試してみてください。
ある程度足首の可動域が確保できたら、右側に示すような動的ストレ
ッチもいいかもしれません。
ゆっくりと足首を使って身体を上下に動かすのですが、下に降りた時
にアキレス腱などのストレッチ効果、上に上がった時はふくらはぎの
筋肉(下腿三頭筋群)の筋力トレーニング効果が期待できます。
ただし!
気をつけないと足が滑ったりしてケガの元です。壁などに掴まって、
足先が滑らないようにくれぐれも注意しながら行ってくださいね。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。