• 朝野裕一

跳んで着地して、また跳ぶ

その場で軽く跳ぶ、高く跳ぶ、遠くに跳ぶ、高い所から跳び降りる。

いずれも、しっかりと着地しなければ次の動作には入れません。

そのためには、

重心の位置を着地した足で作られる支持基底面内に落とし、地面から

受ける衝撃(地面反力)を吸収しなければなりません。

そして、

それには、空中での姿勢を調整する機能と結果としての体幹の制御

(コントロール)、下肢(股・膝・足関節など)の役割が重要です。

その場で軽く跳ぶくらいであれば、足指や足首(足関節)、膝の

小さな調節で衝撃吸収や次への動作(連続ジャンプ)が可能ですが、

より高く跳ぶ・遠くに跳ぶ、高い所から着地するとなると、足だけ

ではなく膝や股関節の調節も必要になってきます。

さらに、

空中での身体の姿勢や位置もその後の着地動作などに影響を与えます。

空中での身体操作については次回に譲るとして、

今回は着地動作とそのあとに続く動作(が必要であればそのことも)

について考えてみます。

足を主に使ったその場跳び(とその繰り返し)では、着地した瞬間姿勢

を安定させるためにあるいは次のジャンプをする準備として膝関節の

軽い屈曲が伴います。

もっと高く跳ぶと、

その時の着地動作はより膝の屈曲での衝撃吸収を必要とします。

そして、

さらに高く跳ぶと着地の衝撃も強くなるため、着地が困難になってきて

股関節(+体幹)の操作による衝撃吸収も必要になってきます。

高いところから跳び降りる時も同様に、高くなればなるほど多くの関節

での衝撃吸収が必要です。

足首、膝そして股関節の衝撃吸収能力は、下肢の役割の一つとして

重要です。

跳び上がる時同様、筋肉の力だけではなく働く順番、タイミングが

全て調節されていないと着地がうまくできずにケガのもとにもなります

身体動作を自分でコントロールするために、そして転んでケガをしない

ためにも、

子どものみならず大人も、跳び上がって柔らかく衝撃を受け止められる

トレーニングを少しずつ始めてみるのもいいのではないかと思います。

前に遠くに跳ぶ場合は、これに前に倒れないように制御する必要が

加わります。

できるだけ高く・遠くを競うためには着地を気にしていてはできない

ため、陸上競技の走り高跳びや走幅跳は着地を気にせずに行えるルール

になっていますね。

着地をした後止まらずにまた跳び上がる場合は、地面からの衝撃を

受け止めつつ次のジャンプに生かす必要があります。

縄跳びなんかはそうですね。

バスケットボールのリバウンドやバレーボールのブロックなどにも、

こういう動きが必要になってきます。

これらに関係して、

高いところから跳び降りてその直後に高くジャンプする、という

ドロップジャンプ(リバウンドジャンプ)などと言われるジャンプ・

トレーニングおよび評価もありますが、それはまた別の機会に。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。