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朝野裕一

歩く速度が低下する?!

前回、

脚の長い人/短い人といった他との比較の話を交えてしまったので、

分かりづらい点があったかもしれません。

一つだけ確認するとすれば、脚が比較的長い人と短い人が同じ速度で

歩いているとすれば、脚が長い人は歩幅(あるいはストライド)で、

短い人はピッチ(ケイデンス)で 速度を稼いでいるだろう、

ということです。

さて本題に入ります。

今回の話は、

あくまでその人個人の話として捉えてください

(他人との比較ではなく)。

歩行の速度を上げるお話をしてきましたが(歩幅=ステップを大きくし

ピッチを上げる)、

今度は、

その逆を考えてみましょう。

歩行の速度が低下してくるとはどういうことなのか?

それは、歩幅が小さくなりand/or(ないし)ピッチが遅くなる

すなわち、

歩幅が小さいかピッチが遅いのどちらか、或いはそのどちらもが起きて

いる、ということになります。

これは、

筋力と筋量の低下と密接に関係してきます。歩を大きく前に振り出す

には、それなりの筋力が必要となり、

また、

ピッチを上げるには脚(上肢も)を素早く振り出すための筋のパワー

が必要になってきます。

また、

一定の速度を保つには全身と筋肉の持久力とバランス能力が必要です。

したがって、

全身の筋力と心肺機能、バランス能力などが伴ってはじめて出来る

ことになります。

年をとれば当然(その人が)若い時に比べて、歩行速度は落ちてくる

と考えられます。

しかし、

急激に低下していく、

もしくは、

同年齢の平均から大きく外れて低下していくと、日常の活動低下に

結びつきやすいと考えられるでしょう

(逆に日常の活動低下が歩行能力の低下にも結びついてきます)。

では実際どのくらい(の速度の低下)が問題になるのか?

次回にお話しします。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。また明日に続きます。

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