歩行速度の測り方
歩行速度の低下について書いてきましたが、
果たしてどのくらいの速度低下が問題になるのでしょう?
現在大方の意見では、
正常値が60m/分(〜80m/分くらい)とされています。
もちろん年齢などによって数値は異なってきますが、
一応高齢者と言われる方が対象です。
また、
意識するとしないとで異なりますが、ここでは意識しない範囲の
=普通に歩いている時、わざとゆっくりでも素早くでもない、
を基準にします。
と言ってもこれってどの位?
単位を変えてみると、
1分間に60メートルとは1秒間に1メートル(1m/秒 時速にすると…
3.6km(/時)。
1歩(歩幅)が50cmの人は1秒間に2歩の割合、
1歩(歩幅)が33cmの人は1秒間に3歩の割合、
1歩(歩幅)が1m の人は1秒間に1歩の割合、
ということになります。
ちなみに、
100mを10秒以下で走るボルトなどは1秒間に10メートル、
すなわち
時速36km以上ということになります。
もちろんこの速度でズーっと走れる訳ではありませんが…
肝心の歩行速度の低下に関しては、48m/分(あるいは60m/分)以下
(あるいは未満) とされています。
すなわち、
0.8m/秒以下(未満)ということになります。
そんなこと言われても、
いつも自分がどのくらいで歩いているか分からない、となりますね。
しかし、
スマホなどお持ちの方は、歩いた歩数と距離が出るアプリがあります
(元々備えられているものもありますし、無料でゲットできるアプリも
たくさんあるようです)。
それを利用して、
時間さえ測れれば、一応自分なりに歩いた歩数と距離以外に、
一定時間内で歩いた距離での歩行速度が概ね計算できます。
また、
歩いた距離を歩数で割ると一歩あたりの平均距離(=歩幅)がわかり
さらに、
歩数を(計っていた)時間で割ると
時間あたりの歩数すなわち、ピッチ(=ケイデンス)がわかります。
距離は、
もし碁盤の目に(条丁目で)整備されている場所が近所にあれば
(ですが)、おおよそ1丁が100m(実際は109mだそうです)なので、
例えば○条1丁目から○条2丁目まで歩いた時の時間と距離及び歩数が
わかれば、歩幅、歩行速度、ピッチが概ね計算できます。
自分がどのくらいの歩行速度なのかなどを試しに測ってみるのも
いいかもしれませんね。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。