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朝野裕一

スクワットの効用は何処に?

引き続き King of Exercise と称されるスクワットのお話です。

身体動作としては、椅子からの立ち上がりと似ているところがあり、

下肢全体の力;いわゆる脚力といわれるもの;を鍛える、

と簡単には定義できそうです。

でも、脚力はどんな役割を果たしているのか ?

再び三度、下肢の役割を見てみましょう↓

まぁ、

私が勝手に定義づけているのですが、これに付け加えるとすれば、

持久力的な要素→上の様な役割を長い時間保つことができるか?

が必要かなと。

さて、

脚力を鍛えるスクワットは、

これらの下肢の役割を満たすために行うと考えていいでしょう。

でもまだ何か具体性に欠ける気がしますね。

まずここで最後の蹴る動作などは省いて考えてみましょう。

(踏み込む動作はスクワットにも関係ありそうなので残しておきます)

そこでまず最初の項目について考えてみます。

◆荷重を安定して支持する→身体(カラダ)を支える能力、ですね。

ーある程度の(カラダを支えるに足る)力を持続的に発揮する必要が

ありそうです。持久的な筋力です。

これらは、遅筋(赤筋)と呼ばれる、弱い力だが長持ちする筋繊維が

受け持ちます。

ー同時に重いものなどを運ぶときには、強い力が、

ー素早く動くときには速く収縮する筋肉の対応が必要になりそうです。

瞬発力と言われているものですね。

これらは主に、

速筋(白筋)と呼ばれる強い力を発揮できるが長持ちしない筋繊維が

受け持ちます。

◆駆動力:移動の原動力→カラダを動かす力

これも、

ー長く動く必要があるときと

ー素早い動き・強い力が必要なときに分かれそうです。

◆衝撃吸収:shock absorber→外力に対応する力

これは、

ー素早く(瞬時に)強い力が必要になりそうです。

◆踏んづける動作→床を踏んづける力と考えれば、

ー他の要素(今まで述べた)とかぶってきますね。

ある視点でみると、

長く支える力強く素早く発揮する力 の両者が必要だと結論づけ

られそうですね。

※実はどんな動作でもそれは言えることです。

動きを最終的に発揮する力の元は筋肉で、それには先ほど述べたような

二つの機能を持った速筋遅筋に分かれています。

ではどんなスクワットをすれば、

それぞれの要件を満たすことができるのか?

次回はそれを考えてみましょう。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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