top of page

スクワットのやり方をもうちょっと考えてみよう

  • 朝野裕一
  • 2018年2月11日
  • 読了時間: 3分

どんなスクワット(のやり方)をすると何がいいのか?

それを探るお話の途中でしたね。

スクワットの効用・目的のために何を目指すのか?

どの山を目指そうかなぁ、といったところでしょうか?

下肢の筋肉のお話を少ししていたので、その続きから。

スクワットをすることで何がいいか?というより何が期待できるのか?

筋肉目線で捉えると、

筋肉の容量を増すことに尽きるのかもしれません。

筋肉の容量を増すことで普段の動作や急な動作を必要とされるときに、

十分な時間と速度と力を発揮できればいいので、

普段からその容量を増やしていることで、ギリギリの動きに

ならずに済む

余裕がある状態においておく、

それが筋肉の容量を増やす目的でしょう。

その中でも、

長く必要とする筋肉=チキン、いや遅筋と言いましたね 、

これを鍛えるならば、

重りなどの負荷を与えず、あまり深々と膝を曲げず、そんなに速く

やらなくても良さそうです。

それに対して、

強い力や素早い動きを必要とするならば、

強く素早く収縮できる筋肉=側近、いや速筋を鍛えればいい、

となります。

※実際は、一種類の筋肉に速筋も遅筋も一定の率で含まれており、

筋肉の種類によってその比率が異なります、その話はまた後にでも※

速筋を鍛えるならば、

バーベルを持って行なったり、深く膝を曲げたり、一定の深さで

できるだけ素早く繰り返すなどの、負荷を与えて行うことになります。

※浅い角度で何回も素早く繰り返す、となると

どちらかというと軽負荷での持久性要素が入ってきそうです※

もう一つ、

筋肉目線で言うと、どの筋肉(筋肉の種類;大腿四頭筋とか股関節周囲

の筋群とか)を主に鍛えるのか?

という疑問が生じますね。

そもそもスクワットの利点は、

多くの筋群の参加が見込まれることです。

同時に色々な筋肉を鍛えることができるという訳です。

とは言っても、

やり方=姿勢の違いで働く筋肉の種類や参加する度合いが違ってきます

一般的に、

横から見てカラダを上下に動かすには、膝の太ももの筋肉

(大腿四頭筋)や お尻の筋肉(大臀筋)さらに背中を丸めずに

真っ直ぐに保つ筋肉(脊柱起立筋群)なども働きます。

それに対して、

ガニ股様のスクワットは、膝への負担をある程度減らして、

その代わりに、股関節の周りの小さな筋肉(回旋筋群)や、

股関節を閉じる・開く(股関節内転筋群・外転筋群)などを働かす

動きになります。

特に膝の痛みを訴える人などには

この様な方法が好ましい場合もあります。

あとは先ほど書いたように、

その人の能力や目的に合わせて、

深さや回数や速さなどを規定していくことになります。

日常生活の動作を維持するレベルでは、重りなどいらないでしょうし

あまり深い角度まで行うのは人によっては負荷が強すぎて、

膝の痛みなどを引き起こしてしまうかもしれません。

一方で、

スポーツ選手の場合は、バーベルを持ったスクワットや、

深く曲げるスクワット、その他色々なバリエーションを組み合わせて

スクワットを行う必要もあるかもしれません。

兎にも角にも、

目的と効用をしっかりと考えて行う必要がありそうですね。

次回もう一回スクワット再考をまとめてみようと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

Comments


bottom of page