冬こそ自転車!?あかん!あかん!
今日は、
雪国の人にしか(もしかしたら)分からないことを徒然に書きます。
雪国の冬は長くそして道路は車道歩道問わず雪に覆われていて、
走りづらい・歩きづらいです。
当たり前だろうと言われるかもしれませんが、車道にしても
除雪+排雪が行き届かないと轍(わだち)ができたり、
普段二車線のところが一車線半くらいに狭まり、走りづらさは半端では
ありません。
そこに来て排雪されない雪山ができていて、脇道から突然車の頭が出て
くる度にビクッ!とさせられます。
ある意味、
雪山の手前から車が走っていないかをあらかじめ確認したり、
頭を突き出した車が果たしてそのまま突っ込んでくるのか?
などを先読みをしながら運転する緊張感と判断力が問われるので、
変な言い方ですが頭の体操にはなります。
認知症などで判断力が鈍ってしまうと、非常に危ないと言われる所以
でもあります。
さてさて、
ことは車道だけにとどまらず、歩道もなかなか歩きづらい状態です。
歩く人が踏みしめる雪はとても硬くなり、除雪がされていないと、
自然と歩く部分が限られてきて、そこだけが硬く踏みしめられる。
そうなると、
周りの部分は柔らかく雪が降り積もったままなので、崩れていきやすい
結果として、
よく人が歩く部分だけが丘のように盛り上がってきてしまいます。
この辺の感覚は、
雪国に生活している人にしか実感できないかもしれませんね。
まぁ、ざっとこんな感じです↑
安定して歩ける部分が意外と狭い歩道もしばしば体験します。
しかも、
表面が滑りやすい時もあり、
ですから、
特にお年寄りと言われる方々などは、転ぶ危険性を感じて外を歩くこと
が億劫にもなりがちでしょう。
だからなのでしょうか?
冬の雪道を自転車で移動する方をしばしば見受けます。
しかもそのほとんどが高齢の方です、おじさんが多いかな?
どうして冬の雪道という滑りやすい条件下で自転車を選択するかなぁ?
常に思っていた疑問でしたが、
歩くことが怖い・億劫、きっとこういう人たちは夏場でも自転車での
移動が多いのでしょう、冬に外を移動するには自転車しかない!
と思っているのかもしれません。
でもちょっと待ってください。
先ほど示したように雪国の冬の歩道は平(たいら)ではありません。
そこを自転車で移動する・・・
なかなかスリリングです。
歩いて転ばないように歩くことについては過去にも書きました。
「再確認!雪・氷の上の歩き方」、「補;雪・氷の上の歩き方」を
ご覧になってください。
なんとか滑りやすい不安定な雪道を歩く工夫はできると思います。
しかし、
自転車となるともうこれははっきり言って運任せのところもあります。
昨日買い物に行くのに雪道(歩道)を歩いていたら、 自転車装甲車に
二度出くわしました。
一人は中年の方で、オフロード用というかMBXのようなタイプの自転車
で、ヘルメットも着用。
これだとまぁギリギリ大丈夫そうでいいかもな、と思えますが・・・
次に出くわした人が高齢の男性の方
もうすれ違う前から狭い歩道をハンドルをグラグラさせながら、
こちらに向かってきます。
狭い歩道の手前で自転車を降りるでもなく、
見ているとどう考えても、一か八か的な感じで向かってきます。
すれ違いざま転んだら本人のみならずこちらもとばっちりを食うな、
と思いながら、なんとかこちらが避(よ)けて、ひとまずセーフ!
それにしても雪道の自転車はやめてほしいなぁと思いながら、
振り返ってみると、危ない危ない!
こんな感じで走っているわけです。
ある意味バランス能力がいいとも言えるのかなぁ?
しかし、
転んだら大変だぞこれは、と思いながら、雪道を歩いていました。
本当に多いんですよ。
雪国以外に住む人には信じられないかもしれませんが、ホントなんです
歩いて転んでも、
ヘタをすると大腿骨頸部骨折(太ももの骨の上の付け根部分の骨折)
やコレス骨折(手首の骨折;橈骨遠位端骨折とも言われます)
になる危険があります。
でも、
歩いている時の方が注意深く歩き方を考えてどうにか対処することが
できますが・・・
自転車となるとそうはいきません。
どうか、
正しい雪道の歩き方を覚えていただき、くれぐれも自転車走行は
やめてもらいたいなと思った、昨日の出来事でした。
今日も読んでいただき、ありがとうございました!また明日。