• 朝野裕一

兄はデカイことするけどサボりがち!?:股関節

長兄の股関節くん、動きもでかいし役割も大きい。

だけどいつも働くとは限らない。

でも、

ここぞと言うときは絶対になくてはならない関節です。

でかい(動く範囲も役割も)からこそ、動かすにはそれなりの覚悟

と言うか、意識とエネルギーが必要になってきます。

そういう訳からか、

とかく股関節の動きはサボりがち?別にわざとサボっている訳では

ないんでしょうが・・・

股関節くんの役割は当然ながらその構造=作りから生じています。

深いお皿の中にボール状の骨頭が入って、色々な方向に動くように

できています(ball and socket type jointだったかな?)。

詳しくは股関節の構造でググってみて下さい。

画力があまりないのと著作権の関係で、詳しい図が描けないので。

動きの範囲が大きということは、

当然のことながら、制御することが難しくなってもきます。

また、

安定性を確保することも容易ではありません。

そのため、

股関節をまたぐ多くの筋肉が存在しかつ、いくつかの強靭な靭帯で

保護もされています。

簡単に脱臼しないようにできているんですね。

もう一つ、

頭に入れておいて欲しいことは、受け皿の部分が骨盤にある

ということです。

ということは・・・

股関節の動きと骨盤の動きはリンクしているということです。

骨盤は脊柱にも繋がっているので、

骨盤の安定を図るには、背骨と股関節の両方が安定していなければ

なりません。

まぁ長兄といえども、

両親(骨盤;母?と脊柱;父?)との繋がりは切っても切れない

というわけです。

さらに大事なことは、

この骨盤の周りにカラダの重心が存在しているということです。

これらの構造上の特徴からその機能=役割が特定できてきます。

すなわち、

股関節の重要な役割は、

体幹と言われるカラダの中心(幹)部分と連結しているので、

重心の位置をコントロールする・決めることに重要な存在です。

そして、

(上図には載っていませんが)脚全体を踏み込んだり・踏ん張ったり

する際の大きな力の発生源でもあります。

足の位置をどこに置くかを決めるのにも関わりますね。

大きな仕事をする長兄の股関節くん

大きければ大きいほどエネルギーを使います。

ですからついつい他の関節に頼ってしまうこともしばしば、

スクワットで例を示すと、特に一番右側の時ですね。

股関節くんがサボっているのは。

股関節があまり曲がっていません。

次弟・末弟の膝関節くん足関節くんにお〜任せ!といった具合です。

股関節に痛みがある人などは、どうしてもこの様なスクワットや、

椅子からの立ち上がり動作になってしまいます。

これは仕方がないといえば仕方がない。傷んでいる兄を弟たちが

庇うという姿です。

男の子で表現しましたが、別に姉妹でも姉弟、兄妹でも同じことです

ただし、

あまり庇い過ぎると、兄が復帰できなくなり(股関節周囲筋群の弱化)

庇う動き=代償運動が優先されて、他の弟たちにも負担が増えて

くるかもしれません。

これは避けたいですね。

ですから、

傷みの程度にもよりますが、もし改善可能なものであれば、股関節を

十分に動かすトレーニングをどこかに入れていきたいですね。

注)

※例えば、変形性股関節症と診断されている方などは、いたずらに

トレーニングを続けることで悪化させる場合もあるので、担当の医師に

相談しながら進めていく(中止する)必要がありますのでご注意を※

とにかく、

股関節が骨盤や脊柱〜体幹を支える屋台骨には変わりありません。

一家を将来的に支える長兄というのはいかにも古い考えかもしれません

が、ここではわかりやすくそういう例えにしています。

話は変わりますが、

現在平昌冬季オリンピックが真っ盛りですね。

正直、

開催前はあまり興味が湧かなかったのですが、いざ始まってみると

やっぱり面白い。

特にスピードスケートとカーリング

小平選手と高木選手は特に素晴らしい成績を収めていますね。

その小平選手のトレーニング秘話を含めた特集が先日NHKで放映され

ていました。

クローズアップ現代という番組で、

信州大学に所属する小平選手のコーチも務める結城匡啓氏への取材も

含めた大変興味深いものでした。

そこで文字通りクローズアップされていたのが、骨盤を安定させる

ための股関節トレーニング。

ヒップロック理論というものを背景にして、トレーニングづくりを

根底から改めて行なっている過程を記していましたね。

股関節がいかに、特に大きな仕事に重要な存在か、を知るにはとても

参考になる番組でした。

長くなりましたが、次回は次弟の膝関節くんについて考えてみます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。配信遅れましたこと

お詫びいたします。また明日、ごきげんよう!