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朝野裕一

楽しさとモチベーション

やる気あるのか!と言われてかえってやる気を失う。

みたいなことを昨日書きましたが、自分が進んでやると、

モチベーティブ言っていたにも関わらず、達成したいことまでの道のり

が長くなると、誰しもへたる・へこたれるものです。

そんな時の「やる気あるのか!」は場合によっては、原点に立ち戻れる

後押しの言葉になることもあるでしょう。

あくまで自主的・自律的なモチベーションの有無が前提です。

さて、

楽しさが紐付けば人はやる気になる、とは容易に想像がつくことです。

しかし、楽しさと言っても様々?

10年ほど前に,

北海道大学の科学技術コミュニケーター養成講座(通称CoSTEP)に

通っていた時、一見とっつきづらい難しそうな科学事象・現象・考え

などを、誰でもわかりづらくいわば通訳的に提示する役割の重要性を

学びました。

とは言っても実はそう単純でもなく

ただ楽しければいいのか?分かりやすすぎてしまうと、知的好奇心を

果たしてどれだけ満たせるのか?

難しそうな物事に興味を持ってもらう・自ら興味を抱く方向へ誘導する

ことこそが、コミュニケーターあるいはファシリテーター、

キュレーターと呼ばれる人たちの役割なのかなぁと、学びながら感じて

いました。

その際のキー・ワードの一つが双方向性です。

単に表層的な楽しさを提供し、一過性に「あぁ、楽しかった!」で

終わってしまわない楽しさもあるだろうと。

それには、何よりも伝えている人が楽しい!面白い!と思っていないと

始まりません。その上での双方向なコミュニケーションを通じた楽しみ

となるわけです。

※先ほど表層的と言いましたが、これはもう当の本人がどう感じるか

なので、本当のところ外側からやれ表層的だなんやかやと言えない部分

もあるとは思います※

でもできれば、一過性に終わらない継続性・持続性のある興味を

持てればそれに越したことはない、いやそれこそ(コミュニケーター

としての)役割を全うすることに繋がると思います。

そんなわけで、モチベーションの話に戻りますが、何のモチベーション

かというと、運動をし続けるモチベーションです。

楽しいひと時を運動に紐付けることは大前提の一つにあるとして、

それだけで終わらない面白みとは?

このブログの当初から同じことを書き連ねていますが、

カラダが動く仕組みを知りたいと思えるような誘導=ナビゲーションが

〜単に運動をしないことのマイナス面だけ言うのではなく〜要るよなぁ

と相も変わらず思う日々です。

そこで先ほどのキー・ワード、

双方向性がヒントになるのかもしれません。

ある程度丹念なコミュニケーションの場を提供することは、

行うのに重たい運動というものを、やろうかな、やってみようかな、

やらないにしてもヒトの動きって面白いな、と思えるモチベーション

を持つために必要な要素・仕掛けではないでしょうか。

前に書いた、「運動茶話会」やこれから創る「運動科楽塾」は、

そのような趣旨で取り組むつもりです。

興味のある方はお問い合わせ欄まで、ご連絡ください。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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