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朝野裕一

歩行困難は二度訪れる

ここ旭川もそろそろ春の訪れを感じさせる気候になってきました。

この時期一番困るのは、今まで散々降り積もった雪が溶けて固まり、

いわゆるザラメ様の状態になっていることです。

何が困るかって?

歩きづらいんです。

一見固まった様に見える雪の上に足を乗っけると、ザラザラと崩れ、

足が取られてバランスを崩しそうになる。

まぁ硬く言うと、地面からの反力を受け損なうわけです。

踏ん張って地面からの反作用力を受けて人は前に進めるのですが、

それが一瞬のうちにザラメ雪が崩れてしまうので、足を滑らせてしまう

本当に歩きにくいです。

雪国の人でないと、もしかしたらわかりにくいのかもしれませんが、

雪のよく降る地域では冬の間(もしくは冬から春の手前まで)で

二度歩きづらい経験をします。

一つは真冬の時期、降り積もった雪が日中の日差しで少し溶けた後に

凍る。すると地面はツルツルです。

夏場同様の歩き方をしていたら、一遍にストン!と転んでしまいます。

以前ここでも、

雪道・冬道の歩き方について書きましたが、実はもう一回歩きづらい

時期があるのでした。

それが今、ちょうど春の訪れを間近に感じ始める時期です。

踏ん張りがきかないだけではなく、雪が溶けた場所は水浸しです。

深い水たまりなので、歩けない。

時には、まだツルツルになっているところもあって、真冬以上に

様々な条件の道路状況で、臨機応変に歩かなければなりません。

ある意味、(動的な)バランス能力のトレーニングにもなっているかな

と思うこともできますが、

とは言っても、杖をついているお年寄りなどを見かけると、

気が気ではありません。

もしかしたら、

雪国の人の方がバランス能力に優れている、なんてこともあるかな?

と思ってしまいます。

まぁもう少しの辛抱。

日々好むと好まざるとに関わらず、

動きながらのバランス練習をしている(せざるを得ない)雪国からの

報告でした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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