• 朝野裕一

人類誕生と身体構造

大谷選手は昨日も投手としても素晴らしい結果を残しました。

連日野球やゴルフを観ていてふと、道具を使うということに考えが

及びました。

ちょうど同じ頃に、NHKの「人類誕生」という番組を観ていて、

さらになるほどぉと感じたこともあり、そのことなどを書いてみます。

野球もゴルフもバットやクラブを使います。いわば一種の棒ですね。

そして、何かと棒を使いたがるのは何故なのか?などと考えたりします

人類誕生では、少なくとも300万年以上前には既に棒を使って武器や

防御の手段に使っていたことが示唆されています。

アウストラロピテクス・アファレンシスからホモ・ハビリスに至る進化

の過程で既に棒を持った姿を描いています。

そのずーっと先にスポーツとして棒を使うようになるとは誰も予想して

いなかったでしょうが・・・

さて、

そのホモ・ハビリスの時代、石器などの道具の使用や肉食に転じたこと

による脳の発達に伴って、思いやりなどの心の発達も認めたということ

が分かって来たそうです。

ホモ・ハビリスからホモ・エレクトスに進化が進むと、ヒトは仲間同士

で狩を行うようになります。

直立二足歩行はとっくに獲得していたのですが、ホモ・ハビリスの時点

では、実は全身が毛で覆われていることで、長い時間走ることはできま

せんでした。

アフリカの熱い環境下では、毛で覆われていると長い時間運動をする

ことで体内の熱が上がり、熱中症になっていまいます。

それが、

ホモ・エレクトスの出現で皮膚を覆う毛がずーっと少なくなり、

汗をかいて体温調節をすることで長い時間の走行が可能となり、

毛で覆われ長くは走れない動物を仕留めることができたというわけです

さらに、この頃の骨盤の形状から大臀筋の発達が著明であることが

分かっています。

この筋肉によって走る動作が可能になっていただろうということです。

大臀筋は歩く時も、走る時も、地面に足を着地する時の地面からの衝撃

を受け止め、その力(反力)を次への推進力に転じる作用があります。

そしてついには、我々ホモ・サピエンスが出現するわけですが、同時期

にホモ・エレクトスおよびネアンデルタール人も存在していたことも

分かっているそうです。

なんと、

ホモ・サピエンスは一時期絶滅の危機に瀕したそうです。それを救った

一つの要因として、好奇心があったということも示唆されていました。

寒冷化・乾燥化した地球規模の天候変化によって、アフリカ大陸の南端

まで移動を余儀なくされたホモ・サピエンスは、そこに生息する

アムール貝を初めて食することで生き延びることができた、と紹介して

います。

初めて食べることを突き動かしたのが、好奇心ということです。

我々が現在でも棒を掴みスポーツを楽しみ、心というある意味厄介な

ものを育み、好奇心を持って、外を走る、全てが進化の中で獲得した

もの、というのはとても興味深いお話ですね。

5月に放送される第2話が待ち遠しい気がします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。