異次元と身体構造
NHK-BSスペシャル「神の数式」の続きです。
この特集番組の第4回では、次元・異次元の話が紹介されています。
現在の我々の世界は3次元で営まれています。
しかし、
物理学的には正解は10次元で成り立っているというのです。
超弦理論というものです。
※さらに11次元を提唱するM理論というのもあるようです※
決してSFとかミステリーの世界の話ではなく真面目なお話です。
綱渡りをしている人を考えてみましょう。人は綱に沿って一直線に
進みます。それは直線運動をする1次元的な運動です。
地面に足をつけて移動する場合は面上での移動。
すなわち2次元の運動です。
その面上で上下の運動をしたらもう一つの次元が生じます。
3次元上の運動です。
しかしそれらは全て人間を基準にした場合。ヒトのサイズを基準にした
場合の話です。
さきほどの綱渡りを考えてみましょう。そこに虫が這っていたとしたら
それは虫にとって1次元の運動でしょうか?
実はそうではなく綱も幅が虫にとっては面になり、さらに裏側まで
這っていくとそれは上下の動きも必要となり3次元にあるわけです。
つまり、
10次元の残りの次元は一体どこにあるのか?を考えた時、実はそれらは
超微細な中に隠されているというのです。
ちょうどヒトが1次元と考える綱が、微細な虫にとっては3次元である
ということと同じことです。
「環境と身体構造」でも書きましたが、地球の重力下で我々の身体は
3次元を基準にして動くようになっています。
もし異次元の世界に入ればその身体構造は、一体どうなってしまう
のだろう?などと考えていたのですが、他の次元はミクロに存在し、
それが幾重にも折りたたまれているというのです。
う〜ん、
なんだか分かったようなさっぱり分からないような感じですね。
でも、次元の話は身近な動きに転用・借用・編集してみると面白い
ことも見えてきます。
重心の動きに着目してそれが直線的に動くのか、一つの面上に沿って
動くのか、3次元的な動きを示すのかを考えてみるのも、
ヒトの身体構造と機能=動きを考える上で、参考になるかもしれません
話が飛び過ぎましたが、
科学と楽しさ=科楽はとても親和性のあるものだと感じました。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。また明日。