O脚といっても実は色々あるんです〜アライメントという考え方:3
O脚について昨日少し書きましたが、実は様々なパターンがあります。
それは、
主に三つに分けられると思います。
1.変形性膝関節症などで膝関節自体が内反位(O脚)を呈している場合
〜これは、骨の配列自体がすでにO脚の原因になっているので、それを
根本的に変えることはできません(参考)〜
2.姿勢の変化などで膝関節が見かけ上O脚に見える場合
〜これについては昨日書きました〜
3. すねの骨(脛骨)の末端の彎曲が強く、立つと両膝がくっつかずに
O脚に見えてしまう場合
〜昨日最後にちょっと書いたケースです。図に示すとこんな感じです〜

両足をピタッとくっつけて立った場合、両膝の間に隙間ができるか
どうかで見かけ上O脚の様に見える場合があります。
脛骨の末端部分(遠位端と言います)が内側に強く彎曲していると、
両足をピタッとつけて立つと、どうしても両膝が離れてしまいます。
これが、
O脚に見えることになるのですね。
日本人の場合、こういうケースが結構多いのではないかなと思います。
1と3の場合は、それこそアライメントの定義からも骨自体の配列を
根本的に変えることはできないので、変わることはありませんが、
一方で、
2の場合を考えると、見かけ上小さく見える様にあるいは実際以上に
大きく見えてしまう、ということが中にはあるかもしれません。
O脚について長々書く気は無かったのですが、アライメントということ
を説明する上で、身近でわかりやすい話題かと思いお話しました。
明日は、姿勢の変化に伴う関節の位置関係(アライメント)について
もう一度考えてみたいと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。