• 朝野裕一

健康への発想転換:その2〜ケアからコンディショニングへ from care to conditioning

いよいよ今日の深夜(日本時間)初のベスト8に向けて日本対ベルギー

戦が行われます。

メンタルや闘争心は心配なく十分に整っていると思いますが、何より

身体のコンディションが大事だと思います。

特に、思いの外蒸し暑いロシアの各会場。いくら充実した心持ちと充分

な闘う意識があったとしても、身体が思うように動かなければ勝負に

なりません。

考えてみるとこれは、一般の人々の健康に関しても言えることではない

でしょうか?

以前は、疾患対策として日本の厚労省はキュア(=治療、治癒)に向け

てしっかりとしたエビデンスに基づき、ガイドラインを作って対応する

という姿勢が明確でした。

しかし、高齢化に伴って何らかの(慢性疾患含む)病気(病名がつく

という意味で)の人が明らかに増え、医療費も高騰する中で、

キュアという考えだけではなく、むしろケアの方向に舵を切りました

(参照:「キュア」から「ケア」の時代へ)。

およそ3年前のことです。

それまではケアという何かはっきりとしない考え方(と厚労省は捉えて

いたようです)に対して、あくまで治療を前面に打ち出していたのです

が、慢性疾患の増加に伴い、疾患を持ちながらも生活の質(QOL)を

保証して身体的のみならず、精神的・社会的な健康を維持していくこと

(WHOの健康の定義に基づく)の重要性を表明しています。

そこで私はさらに病気の予防ということを考えるとケアからコンディ

ショニングという発想の転換が必要なのではないかと考えています。

もちろんそれも単に身体的なもの(physical conditioning)だけでは

なく、メンタルや社会的な接点を持ち続けるという意味の広い考えで

捉えていくべきと思います。

昨日書いたエクササイズからアクティビティへという発想転換とリンク

するものでもあります。

単に身体運動を続けましょうというだけではなく、日々のちょっとした

身体不調の有無を感じ取るセンスや、それを調整していこうとする意思

を持つだけでも、生活の質を上げる要因となるのではないでしょうか。

何かを達成(旅行に行きたい、美味しいものを食べ・飲みに行きたい

・もうちょっとゴルフのスコアを上げたい・大学に入り直して勉強し

たい・近所の人とカラオケに行って楽しみたい、などなど)するための

身体調整=フィジカル・コンディショニングという風に考えると、

運動かぁ〜といった抵抗感・嫌だな感などを抱かずに、あるときは

日本サッカー代表選手になりきったイメージで、日々の生活活動に取り

組む準備として捉えたりしてみると、また違った運動の見方ができる

のではないかと思います。

活動的な身体と精神はコインの表裏のように密接に関係しているので、

自分を生活のプロフェッショナルとして位置付けてみると、

コンディションの重要さ、そのあとの自分なりの目的達成感などを

楽しく感じながら、生活することができるのではないでしょうか。

みなさん各々のやり方で、発想の転換にチャレンジしてみましょう!

付録)用語の意味↓

キュア:治療、治癒(参照)。

ケア:世話、介護、看護(参照)。

コンディショニング:調整、調節(参照)。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。