• 朝野裕一

身近な運動〜コンディショニングを前提に

運動から活動へ(from exercise to activity)、ケアから調整へ(from

care to conditioning)と発想の転換を提起しました。

では、ごくありふれた日常生活の中で、これらを実践するためには

どうしたらいいでしょうか?

それを今日は考えてみようと思います。

まず第一に、自分の身体がどういう状態なのかを意識することが必要

だと思います。

ともすれば、そして多くの人が、どこか身体の支障を感じて初めて自分

の身体の動きを意識するのではないでしょうか?

確かに日々身体の状態を意識して過ごすことは、とても煩わしいかも

しれません。

しかし、生活のプロフェッショナルとして、少し自分の意識を高めて

みると、生活動作の中でカラダの動きを気にすることは必要なことに

なってくるでしょう。

ちょうどスポーツ選手が試合の前後に自分の体の動きなどを調整して、

チェックする・ケアするのと同じように。

ですから、生活のプロという意識をたとえ遊び心でも持ってみるのが

いいのではないかと思います。

さて、自分の身体の動きを意識すると、当然各部位の動く仕組みを

知っておいたほうがいいでしょう。

具体的には、関節の構造(造り)と機能(役割)についての知識です。

医療やスポーツ分野のプロになるわけではないので、系統的に学校など

で教わる必要はないと思いますが、ではどこで学ぶ?

今は、ネット上やテレビ・ラジオ、雑誌・書籍などで多くの情報を得る

ことが可能です。

しかし、ただ情報を見ただけでは、その背景となる知識がないと中々

頭に入らないでしょうし、間違った解釈をしかねません。

そういう学びの場がまだまだ少ないとも言えます。

運動科楽舎では、このブログや運動茶話会、運動科楽塾などの事業を

通して、できるだけ正しく分かりやすい知識・情報の提供を行なって

いこうと思っています。

では、自分の・ヒトの身体が動く仕組みに関する知識を深め、日々の

意識が芽生えたとして、どうやって生活の中での身体調整に生かしたら

いいでしょう?

運動習慣がある方は、さらに日々行なっている運動がどういう効果を

もたらしているか?自分の今の状態に適したものなのか?などを常に

考えながら、続けていくといいでしょう。

運動習慣がない方は日常生活の中で活動していくことをまずは意識して

みましょう(運動から活動へ)。

朝起きる時から始まって(起き上がり動作)、洗面・歯磨きの時の姿勢

を意識して(軽いスクワットポジションを保ちながらやって)みるとか

買い物の行き帰り時を歩いてみよう・買い物中の歩く姿勢にちょっと

気をつけてみようとか、いつもエスカレーターやエレベーターを利用

していたら、1階分は階段にしてみようかな、とか

物を拾う時にちょっと気をつけて片足でバランスをとってみるとか、

椅子に座っている時に姿勢を正してみる(骨盤の傾きや胸の張り具合

肩甲骨を動かすなど)とか、座りっぱなしではなく時々立ってみる、

その時にスクワットを意識してみるとか、

腕立て伏せはきついと思えば、壁に斜めに体を支えた壁立てをちょっと

してみるとか、

いわゆる運動と言われているものを行う機会はいくらでもあることに

気づくのではないでしょうか?

発想の基本は生活のプロフェッショナルという意識づけです。

試しにそう意識を変えてみて自分の身体の動き・姿勢に気をつけて日々

の生活を送ってみてください。

何も・少なくとも、損をすることはないと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。