- 朝野裕一
バランスは総合運動だ!
昨日三位一体のバランス感覚の話をしました。
実際の身体バランスは、安定しているか?という命題に答える状態を
示す言葉と考えていましたが・・・
スラックラインというスポーツをご存知でしょうか?
幅 5cmの弾力性のあるベルトというのかの上でバランスを取って歩い
たり座ったり方向を変えたり、座って弾ませたあと立ったりと色々な技
があるようです。
ヒョンなことからそれを体験する機会があり、やってみた感想を中心に
お話しします。
それを、と言っても初心者なので幅 5cmの上で片足で立つことを練習
させてもらいました。
これが中々イメージしていた以上に大変で、地面からの高さも初心者的
に 30-50cmくらいでしょうか、
その上で片足で立ってられない!
地面から片足をベルトの上に乗せて立とうとするのですが、重心を
しっかりと乗せきれない。
乗ったかと思うとベルトが震えてくる。これはベルトが勝手に震える
のでは勿論なくて、脚の筋肉全体がバランスを調節しようとするあまり
必要以上に緊張してしまう結果です
この片足立ちの練習を、ほんの数分トライしただけで汗だくになり、
太ももやふくらはぎの筋肉がすでに疲労しているのがわかります。
心臓はバクバクとしてきて、ダッシュでもしてきたのかというくらい。
なるほどぉ、バランス練習は環境を変えて行うと、こんなにも全身
運動になっているのだなぁと、実感しました。
関節の可動域はストレッチ、筋肉は筋トレ、有酸素運動はジョギングや
バイク(自転車)、そしてバランスはバランス練習で、と考えがちです
が・・・実はそれらを全て含む練習ていうのもあるということです。
理屈では分かっていても、実際にやってみて改めて実感した次第です。
環境を変えるだけ〜今回の場合は重心の落ちる基底面というのを狭くし
地面より高くして、さらに弾力で不安定要素を作り出す。
それだけで、バランス能力のみならず、筋力トレーニング+αの効果が
あると感じました(ただ片足になるのと比べて)。
どこかでやる機会があったならば、お勧めできるスポーツです。
※上の写真はスラックラインではありません※
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。