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朝野裕一

今日もバランスで・・・

バランスのお話をさらに続けます。

バランスが総合運動と書いたのですが、足元のふらつきをなくすための

下肢の筋力と同時に大事なのが、関節の可動性。特にカラダの中心と

上肢の柔軟性は狭い支持基底面上での動きには重要だと実感しました。

スラックラインでのお話を再び三度

5cm幅のベルトの上に立つには、股・膝・足関節の周りの筋肉の力が

必要になります。

特に(私が)感じたのはふくらはぎの筋肉。予想通りの筋肉痛はこの

部位におきました。

人によっては、膝周り(太もも)の筋肉が筋肉痛になることもあれば、

腕の周りの筋肉痛になった方もいるようです。この理由は後で。

不安定で狭いベルト上に足を置いて安定を保つには、足をしっかりと

押し付けていなければなりません。

膝も軽く曲げた状態ですが、浅い角度なので膝の上・太ももの前側の

大腿四頭筋はそれほど強く力を出さなくてもいいことになります、

理屈上は。

対して、足を押し付ける状態を維持するには、ふくらはぎの筋肉が一番

使われることになります。

どうりでねぇ。しかも二日後に筋肉痛が来るのも年齢相応?と変に納得

したところです。

さて、では可動性はなぜ必要か?

上体=体幹と上肢と言いましたね。

上肢の話から。

スラックライン上を進む時に何でバランスを維持するかといえば、

肩から先の腕の位置の調節によってです。

綱渡りでよく見かけるのは、長い棒を腰の位置に持ってバランスを保つ

姿。この長い棒を微妙に左右に傾けながら重心の位置を微調整している

わけです。

長い棒がなければ、

自然と両手を外側に広げてバランスを保とうとしますね。

棒ほど柄は長くないために、結構ひっきりなしに腕の位置を変えて重心

の位置を調整する必要があります。

肩などの可動性が保たれていないと、調節運動がしづらくなります。

そのため、スラックラインを始めたばっかりの人で、腕の筋肉痛に

なったという。それだけベルトの上を歩けていたということでもあり、

私などは片足で5秒保つのが精一杯で、歩ける人がすごいと思いました

そんなわけで、私の場合ふくらはぎに筋肉痛が、歩き始めの方には

腕回りの筋肉痛が出たということです。

もう一つの可動性を必要とするのが体幹です。ここが硬いと姿勢を微妙

に変えてバランスを保つことが難しくなります。

イメージできるかと思いますが、硬い物を細い紐の上に置こうとしても

苦労するでしょう。バランスを他乙のはただ一点のみという感じです。

ヒトのカラダのように、もしある程度自由に形を変えルことができれば

重心の位置を微妙に調節することが体幹部分でも可能になります。

ですから、カラダを回す・横に倒す・横にシフトするなどの動きで、

上肢とともにバランスを保つことが可能になります。

これはスラックラインだけの話ではなく、地面や床の上でも同じです。

特に体幹の柔軟性はある決まった生活をしていると自然とそれ以外の

動きをしなくなった結果として、体幹部分の動きが低下していることが

しばしばありますので、ストレッチの本や番組などでチェックしてみて

ください。

その話は以前もしましたが、明日以降ここでも確認してみましょう。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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