朝野裕一
眼と耳?!でバランスを保つ
感覚器官を使ってバランスを保つ。中でも最も重要な情報を提供して
くれるのが、視覚です。
眼からの情報がいかに大事かは、これまた片足立ちになってみると
分かります。
普通に眼を開けて片足立ちになった時と、眼を閉じた時の保持時間を
比べてみると歴然です(特に60歳以上の年齢の方は著明)。
それだけ眼からの情報がバランスを調節するための重要な役割を担って
いるということです。
逆に閉眼(両眼を閉じている)では、前庭覚や他の感覚情報を頼りに
バランスを調整している、その能力がわかるということです。
足裏の感覚のお話をしましたが、それも他の感覚情報の一つです。
一方で前庭覚とは、
耳の中にある三半規管からの情報を基にした感覚で、平衡感覚を司る
重要な役割を果たしています。
試しに、
眼を開けたまま片足立ちになり、その途中で眼を閉じてみると改めて
視覚情報がバランス能力に与える影響が大きいかわかると思います。
逆に眼を閉じてもバランスを崩さずに長く保持(片足立ちなど)
できる人は、他の感覚(前庭覚や他の感覚情報)の能力が高い
(衰えていない)ことになります。
とにかく、視覚、前庭覚、足裏感覚だけでもバランス保持にとって
かなりの情報量です。
とりわけ、
自分にとっては視覚情報の重要さがわかります。歳のせいかなぁ?
皆さんも危険のない範囲で、
開眼(両眼を開けて)、閉眼(両目を閉じて)での片足立ちを比べて
みることをお勧めします。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。