- 朝野裕一
踏むこと以外は考えず・・・
昨日のブログで、
歩くと走るでは、足の踏み方が異なることを書きました。
ジャカルタで行われているアジア大会の陸上競技を観ていると、
様々な競技で足の踏み方が、その競技特性に応じて違うだろうなぁと
考えていました。
歩くというだけでも、競歩は普通の歩き方とは違います。速く歩くと
いう極限の競技ゆえ普通に歩くのとも走るのとも違ってきます。
同じ走るでも、長距離と中距離、短距離ではやはり違うだろうなぁと
思います。
さらに、
走り幅跳びの様により遠くへ跳ぶ場合と、走り高跳びの様により高く
跳ぶ場合では、踏切の(地面を踏む)方向と力=ベクトルが違うと
考えることができます。
三段跳びも特殊かもしれません。
また、
投てき種目、砲丸投げや円盤投げ、やり投げなどでの、投げる瞬間の
踏ん張りも、その種目によって(投げるものの違いによって)投げ方
が変わるので、踏ん張り方も違うのかも知れません。
投てき種目はどちらかというと、野球のピッチャーのように、身体の
エネルギーをいかに投げるものへ移すか?という課題があるので、
下半身から体幹、そして上肢から手を通じて投げるものへとエネルギー
が伝わる時に、足で踏ん張る必要が出てきます。
その点では、似たようなメカニズムがあるかもしれません。
さて、
歩くから走るへと運動の相が転換する時は着地の瞬間が踵から徐々
につま先へ移るのでしょうか?
誰かご存知であればお教えください
なんかそんなイメージがあります。
競歩もよく知らないのですが、速度を速めるにも関わらずあくまで
歩行状態を持続する縛り
=常に左右の足が同時に地面に着いている時間がある=歩行;
走行(走り)=左右の足がどちらも宙に浮いている瞬間があります
ということがあるため、特殊な動きを要します。
競歩は、
具体的には前にも書いたと思いますが、着地の瞬間に膝が伸びた状態
であることを規定しています。
通常の歩きではここで膝が軽く曲がり次へのステップへと繋がるのです
が、競歩ではベント・ニーという反則になってしまうそうです。
なるべく踏み込みの力を利用させないという縛りなんですね。厳しい!
ですから着地の瞬間どちらかといえば踏み込むベクトルは地面に垂直に
近くなるのではないかと思います。
(正確に分析していませんのであくまでイメージに過ぎません。)
一方、速く走るに従い着地はつま先でそのベクトルは大きくなっていく
とともに、地面を後ろに叩く感覚なのでしょう。
中距離ないし長距離となるとどうなんだろう?
もうちょっと調べる必要がありそうです。幅跳び・高跳びもありますし、
この話続きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。