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人間はなぜ苦しい運動をするのか?

朝野裕一

おなじみNHK-BS番組を観てです。

今回は「ランスマ」。

途中から観たのですが、富士登山競争を紹介していました。

その画面を見で、

なぜこんな苦しいこと(運動)をヒトはするんだろう?という素朴な

疑問が湧いてきました。

そして、

きっと人類の進化の段階での遺伝子なのかなぁ、と思い至りました。

厳しい環境下で、特に狩猟採集をしている時期には、獲物を探すため

あるいは仕留めるためには、時には体力ギリギリまで走ったりしていた

のではないでしょうか?

まさに生き残るために必須の能力。

その名残として、便利になった生活を獲得した後でも、わざわざ

(あえてそう表現しますが)疲れるような行動をとることを選ぶのでは

ないでしょうか?

そこで別の疑問が湧いてきます。

ではなぜ一部の人が体力の限界に挑戦する行為をするのに対して、運動

を嫌がるまたは避ける傾向があるのだろう、と自分を振り返っても、

そう感じてしまいます。

栄養分たっぷり、時には過剰とも言える食べ物を作り出し、それを獲得

するのも比較的容易にできる環境。

動かずとも、過剰とも言える栄養を得られることを知った時から、人類

は生活習慣病のリスクにさらされているのではないでしょうか?

一度楽を知ってしまうと、それに慣れてしまう。

一方で、進化の過程で得た遺伝子に動かされる。その途上に現代の人類

はいるのかもしれません。

本来持っている遺伝子のスイッチが入るためには、何らかの要件が必要

なのでしょう。

一部の人はそれを好んで行い、他者にもそういうことを知らずしらず

苦しい運動などを行うことを通じて、伝えているのかもしれませんね。

そんなことを、富士登山競争を見ながら考えていました。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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