• 朝野裕一

チョコチョコ動く効用

フレイルという言葉があります。

要は歳を重ねるに従って体が衰えていくことを、再定義してつけた

ネーミングです。

もちろん、

欧米の言葉から発しています。

ちょうど健康状態と要介護状態の中間地帯とも言われ、そのまま何も

していないと要介護状態になる危険性が高い状態です。

そのフレイルの大きな要因の一つに、サルコペニアというこれまた英語

の言葉があります。

これは、

歳とともに筋肉の萎縮すなわち筋肉が痩せてきてしまう状態を指します

筋肉が痩せてきてしまうと当然のことながら筋力も低下します。

それを、

サルコペニアと称しています。

これを防ぐためには、

まず栄養、特に筋肉の成分となるタンパク質の摂取が必要。

そして、運動と社会参加。

前に人生100年時代の項でもお話ししましたが、身体を健康に保ち、

長生きするための条件として、栄養・運動・心の持ち方を挙げました。

それに近い形ですが、

NHK-Eテレの「きょうの健康」で面白いデータを紹介していました。

日本老年医学会のデータだったと思いますが、先ほどのフレイルになる

危険性を5万人程度の方のデータで確かめている研究です。

運動も社会活動もしている方はもちろんフレイルになりにくいとされて

いますが、

運動のみの方と、社会活動への参加(ボランティや趣味の活動なども

含む)だけの方を比べると、

なんと・・・

社会活動参加の人の方がフレイルになる危険性が少ないと、

紹介されていました。

わかりやすく言えば、

もっぱら一人で黙々と筋トレをしている人より、どこかに行って趣味の

活動をしている人の方が、フレイルになりにくいということです。

そしてのその理由の一つに、

人生100年時代にも取り上げた、人との交流やコミュニケーションに

よる効用と、

もう一つに、

社会参加ということは家から外に出るということを意味しています。

それによって、

気がつかないうちにチョコチョコ動いているのではないか?

ということです。

何も格式張って今日から毎日筋トレを!と力む必要はなく、

筋トレは筋トレでスキマ時間に思い出したら行うという程度の方が続く

でしょうし(飽きたり嫌になったりしづらい)、それ以上に毎日少し

ずつ動くということがいかに重要か

を示しているデータだと思います。

みなさん、

どんな用事でもいいので、座りっぱなしではなく、チョコチョコ動く

習慣をつけるというのが、健康へのはじめの一歩になるのでは、

ないでしょうか。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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