• 朝野裕一

パイオニアの純粋さ

“ヤァ〜やっぱり・・・投げ合いたいですねぇ”

投げ合いたい相手は・・・大谷選手・投手。語るのは・・・何と?!

野茂選手・投手。

今でもできれば、身体が若返ればマウンドに立ちたい!これが今の

野茂さんの望みだそうです。

日本人で初めて今では当たり前のポスティングシステムも何もない時に

純粋に大リーグで投げたい!という思い一心で海を渡った野茂さん。

改めて、強い思いとその純粋さと熱心さは物事を前に進めるんだなと

NHKスペシャルを見ながら感じていました。

日本の今考えれば古い体質(現場もフロント、マスコミも)に結果的に

打ち勝って、望みを達成したのですが、そういう人には運が巡ってくる

のかもしれません。

将棋界のスーパースター、羽生善治さんも“運命は勇者に微笑む”と、

BS1スペシャルの番組で語っていました。

野茂さんが最初に大リーグ(MLB)に入団した時の球団、

ロサンジェルス・ドジャーズのオーナーであるオマリーさんとは今でも

親交があるほどの信頼関係を築き、当時観客離れが危惧されていた

(前年の選手と球団側の交渉決裂に伴うストライキなどで揉めていた)

MLBに野球の楽しさを再びもたらした貢献者としても尊敬されている

野茂さんの姿を見るにつけ、“運命は勇者に微笑む”という羽生さんの

言葉を思い出させます。

そしてこれは結構知る人ぞ知るなのかもしれませんが、結局晩年

(と称していいのか?)は何回かマイナーリーグで投げ、ついには

ベネズエラのリーグでも投げていたとのこと。

その後1回MLBと契約を復活させるも衰えは隠せず、最後は引退を

決意したようです。

でも番組中にも本人は、“別に引退って決める必要はないんじゃないか

なと思います”と述べています。

投げたいと思えば投げ続ければいいし、引退って言っちゃったらもう

投げられないので、とも言っています。本当にマウンドに上がって

投げることが純粋に好きなんだなぁと思います。

そこで冒頭の言葉、大谷選手の投球を、どんな球なのか見てみたいし、

できるならば投げ合いたい、

そこまで言い切れるのでしょう。

本当に我々が思っている以上に、野茂さんの存在とその勇気ある行動

(本人はただ純粋にアメリカで投げたかったと言い切っています)が

その後の日米の野球に果たした役割を改めて強く感じたNスペでした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。