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朝野裕一

身体運動の自由度・2

昨日身体の動きの自由度のお話をしました。

今日もその続きです。

誰かに呼び止められて振り向く時まずは首を回すでしょうと書きました

そして、

その理由として、首の回旋が一番大きく動かせる、という理由を

挙げました。

そのほかの理由として考えられるのは、顔をすぐに向けようするには、

首を回すのが一番簡単で素早くできそう、というのもあります。

ではそのほかに身体を回すには?これも以前何度か書いているのですが

もう一度振り返ってみましょう。

通常、

首全体で90度回すことができます。

それ以外の部位では胸椎で

おおよそ35度、

股関節で約45度です。

これらのを全て動かすと理論上、

90+35+45=170度となります。

ほぼ180度(真後ろ)を向くことができることになります。

先ほどの部位、首(頸椎)、上半身(胸椎)、下半身(股関節)を

合わせるとそうなるのですが、それぞれの部位が硬くなるとそうは

いかなくなります。

それぞれ少しずつ動きが制限されてくると、クルッと振り返る動作が

できなくなります。

実用的にも不自由ですし、素早く反応する必要がある場合にもそれが

できなくなります。

また、美しく華麗に振舞う(振り向きの動き)ことも難しい。

かなりマイナスですね。

いろんな意味で、

身体を自由に動かすことの困難さが影響を及ぼしてしまいます。

日頃の振り返り動作を見直してみましょう!

と書いたのはそういう意味です。

首の運動とともに、座っていて構いませんので、上半身を捻る

(回旋する)運動を時々してみること↑(上写真)をお勧めします。

身体のねじれ(回旋)の動き、思ったよりも大事だなと思っていただけ

ればいいなと思います。

明日は、物を拾う動作についてもう一度お話しします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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