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朝野裕一

身体運動と高齢化〜関節の動きの観点から

日常生活に身近なものとして、身体の動き(身体運動)を捉えていく

ことを推奨しています。

そのためには、どう考えていったらいいかこのブログ上でも様々な観点

から書いてきました。

今日は、改めてこのことを真正面から見ていきたいと思います。

現在問題というか現実的になってきている高齢化。

歳をとると身体の動きも頭の動き(認知能力)も心の動きも衰えてくる

というイメージが、強いのではないでしょうか。

実際そんなことは必ずしもないよ、という意見も当然あるでしょう。

しかし、

身体の動きに関していえば、20代に比べれば当たり前のように動きに

大なり小なり制限が起きてきます。

みなさんそれぞれ歳をとると、実感されることだと思います。

ではこれはどうしようもないことなのか?

そしてさらに言えば、健康寿命と身体の動きを、どう関係付けて

考えればいいのか。

身体の動きが制限されてくるなら、健康寿命はどこに求めるべき

なのかなど、

そういった様々な問題に突き当たります。

個人単体で考えてみると、歳をとるほど個人差が生じてきます。

ちょうど子ども時代に成長や発達に差があるのと同じです。

それを考慮した上で、

身体だけをとっても、色々な側面で多面的に捉えることができるのです

が今回は表に現れてくる身体運動そのものから捉え直してみましょう。

身体の動きは、脳を含む神経の指令によって筋肉が収縮し、それらの

源である酸素供給=血流;すなわち呼吸と循環、代謝が伴って初めて

行われます。

そういう意味では、身体全体の機能が互いに協調しながら動いている

のですが、結果としての関節運動が身体運動を示しています。

関節があってそれが動くからこそヒトの身体は動くわけです。

ということは、

この面から運動を捉えると、関節自体の動く範囲が最終的にヒトの動き

を決める要素と考えられます。

ですから、

関節可動域(関節が動く範囲を示します)が何よりも大事ではないかと

考えることができます。

もっと分かりやすい言葉で言うと、柔軟性となるでしょう。

だまっていると色々な原因(があるのですが)によって、関節の動きは

狭くなってきます。

すでに硬くなってしまい動かすことがかえって別の傷害などを起こす

リスクがある場合を除いて、

まずは高齢化での身体への対策としては、各関節がどれだけ動くか、

ということに掛かってくる、と言ってもいいでしょう。

できるだけ動く範囲の狭小化をを防ぐことが第一義になると言っても

いいのではないかと思います。

これをまず日常生活に取り入れていく、それが結果として健康寿命を

支える元になると考えます。

日常生活で身体の動きを見直してみましょうと言う理由はそのためです

日々の生活でどれだけ多くの関節を動かしているか、をチェックして

いると、自ずと気づきが自分の体に対して生じてくると思います。

気づいた時点で適切な運動なりストレッチなり活動なりをすることで、

動きの制限を少しでも防ぐことができれば、生き生きとした生活を送る

原動力になるのではないかと思います。

このお話はどんな形で続けるか今の時点では未定ですが、続けることは

決めています。今日はここまで。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

まずは自分の体の動きを見直してみましょう。ではまた明日。

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