top of page
朝野裕一

脳がフリーズするとき

発達障害について昨日ちょっと最後に書きました。

脳が認知面で機能不全に陥ることは認知症だけではなく、単に加齢に

伴う機能低下も含まれるでしょうし、実は元々発達障害を背景に持つ、

などということもあるのではないか?と思ったからです。

特に大人の発達障害については、最近特に注目されています。

発達障害についての詳しい情報は他の著書やサイトをご覧になって

いただくとして、その内容をよく見てみると、誰しも当てはまる要素を

少なからず感じることがあると思います。

それを持って発達障害だから・・・ということは安易な考えですが、

自分の生育を振り返ってみると思い当たる節がある場合もあります。

いずれにしても、

脳の機能不全的な現れを感じることはどんな人もあると思います。

それが何によるのか?はそれぞれ異なるのでしょうが、ひとたび

脳の機能がコンピュータのフリーズのように止まってしまう瞬間という

ものを経験すると、どうしてだろう?という興味が湧いてきます。

背景に実は発達障害的なものがあるのか?極度の緊張が脳の機能を

不自由にさせるのか?加齢に伴う認知面の低下が原因なのか?

それらが重なって起こるのか?

などなど。

たとえ発達障害を持っていたとしても、その程度にもよりますが、

社会生活に適応していくことは可能と言われています。

もしそうでない別の原因だとしても、それを考えて対処法などを事前に

考えられれば無防備に、起こした失敗経験をただ悔いるだけではない

向き合い方ができる気がします。

自分のケースを考えれば、いくつか挙げられます。

(ここからは発達障害の方の対処法とは幾分異なると思います、

そのことをあらかじめお伝えしておきます。)

まず悔いる時間を別のことへ転換するためには、失敗(が何度も同じ

繰り返しでは許されないとは思いますが)を一つの笑いへ転じられるか

は結構重要な要素です。

あまりにも物事を深刻に捉えすぎると、ますます悪循環的に何かを行う

ことへの不安感や恐怖感が増強してしまいます。

他者が自分をどう捉えるかは、ある程度その人自身の対応もありますが

最後は相手の問題です。

それを自分の対応だけで変えようと力んでしまうと、かえって状況を

悪くすると考えたほうがいいでしょう。つまり、どこかで割り切る、

ということです。

多少ゆるキャラでも、深刻さが残らない雰囲気を醸し出せれば(意識

してはなかなか難しいですが)まずまずと思いましょう。

もう一つは、

物事の理由や原理・原則をよく知ろうと努めること。

なんでそうしているのだろう?

なんでそれが必要なのだろう?

という疑問を常に忘れずに、早いうちに解決を図る工夫が必要だと

思います。

そのためには、

仕事ならばその全体像を俯瞰してみること、なんのためにやってる事業

なのか?とか、

を考えてみることです。

もう一つは、

常に色々な情報にアンテナを張っておくこと。

これは関係ないから全く関与しないとか言っていると、突然そのことに

関与しなければならないことになる場合がしばしばありますから。

さらに、

全てを事細かに記述するとなると逆に全体像を見失ったり、臨機応変さ

を失ったりするので程度問題ですが、自分が関わって(特に)失敗した

なぁと思ったことに関しては、それを思い起こして感情を交えずに

振り返ってみる、ということが必要だと思います。

その際に、

細部を見る目と全体像を見る目を常に持つ、いわば望遠鏡のレンズの

焦点を拡大したり遠目にしたりするように、自分でコントロールして

いく必要があります。

こうしたことを念頭に入れて、起こったことを感情面で悔いるのでは

なく、あくまで客観的に振り返る意思が必要になります。

そうは言っても、状況が刻々と変わる場面で臨機応変に対応することは

そう簡単なことではありません。

なんの努力もなくできる人を見たりすると尚更のこと、自分はどうして

できないのだろう、と落ち込むこともあるでしょう。

ですから今書いた事柄は、努めてそう意識しようと常に頭のどこかに

入れておくだけでいいと思います。

そして、

今自分の脳がフリーズしたな、ともう一人の自分が感じられれば、

なんらかの対処がその後できるのでは?と思います。

今日は、自分の失敗体験を元に時折考えているお話でした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

脳も時にはフリーズするよね、と思いましょう。ではまた明日。

閲覧数:23回0件のコメント
bottom of page