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朝野裕一

運動と音楽と脳

NHK-Eテレで放送していたサイエンスZERO

テーマは主に3つ。

1つは、脳の損傷や血管の障害などで、失語症になってしまった方への

1970年代にすでにアメリカでは行われていた療法とのことですが、

知りませんでした。

主に発語がうまくいかないケースが対象だと思われますが、

発してほしい言葉にメロディとイントネーションを加えて伝える方法で

例えば、

「おはよう」の一音ずつに音(メロディ)を加えまるで歌うかのように

やや大げさなイントネーションをつけて、相手の言葉を引き出すやり方

のようです。

よく知らないで書いており、かなり端折った話ですが、中にはこの方法

で発語が改善される例があるということでした。

もう1つは、

運動に音楽をつけて行うと脳が賦活されて、認知症などの予防にも効果

があるだろうというお話です。

体操に音楽をつけて行うことは、各地のご当地体操などを見てもわかる

ように盛んに行われています。

単に音無しあるいはリズム(ドラムの)のみで運動を行なった群よりも

体操時はもちろんのこと音楽を常に流しながら運動を行なっていた群の

方が、認知面でのテスト成績の改善率が高かったと紹介されていました

最後が、

いくつかの音楽を流している際に脳波を測定して、その人が一番

リラックスできる音楽をAIに作曲させるという試みです。

好みの音楽と脳がリラックスする音楽とは必ずしも一致せず、

人によっては眠くなる場合もある?ようですが、和音とリズムなどを

組み合わせて、AIがオリジナル曲を作曲できてしまうことにビックリ

でした。

何れにしても、

音楽の効用と言えるお話でしたが、以前から音楽あるいは音・リズム

(テンポ)と身体運動との関係には興味があったので、こんな研究や

実践があるのかと知り、とても面白かったです。

音楽あるいは音と身体運動にはまだまだ可能性のある面白い試みがある

と感じているので、番組でも言っていたように色々な分野の専門家が

共同で研究などを行なっていくことは、これからどんどん行われていく

ことを期待します。

とても重要かつ興味深い結果が出てくると思うとワクワクしてきます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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