• 朝野裕一

バリアの程度?!

昨日椅子のお話をしましたが、

長時間のパソコンなどの作業には、身体への負担が少ない無重力での

リラックス位を真似た座り方ができる底座後傾の椅子の話をしました。

しかし、

一方では長く座ること自体を避けるための半立位椅子も紹介しました。

日常生活の様々なバリアに関しても、全てをバリアフリーにすることに

よる楽さがあり過ぎても、身体能力が低下してしまうかもしれません。

身体へは適度の負担をかけることの意味も考えなければなりませんね。

そう考えると、バリアの有る無しもケースバイケースとなってきます。

多くの環境は、人間が立って歩いている状態を想定しているので、

扉の取っ手の位置や、洗面台や机などの高さ、自動販売機のコイン入れ

の高さなど、車椅子で移動する人にとっては、とても扱いづらいものに

なってしまいます。

これこそまさにバリアで、バリアフリーにしたい部分です。

要は、日常的にいつも不自由を感じるような環境であれば、改善の余地

ありのバリア。

通常ちょっと不自由だけれどもできないわけではないというのは、

よくよく取り除くか否かを一度考えるべきバリア。

もっと楽したいというだけの理由では、その目的など考慮した上で

考えましょうというバリア。

というように、

同じバリアでも、いくつか分けて考えなければならないでしょう。

対象となる人も含めて。

ヒトは適度の負担があって初めてその身体状態を維持したり改善

できたりします。

あまり楽をし過ぎると、何百年前からの造りである身体がどんどん機能

低下あるいは機能不全を起こす可能性が増えてきます。

バリアの有る無し、バリアフリーの考え方などもそういう側面で適度に

扱いを変えなければならないでしょう。

また、

皆が便利な作りには、ユニバーサルデザインという考え方もあります。

車椅子の方が入っても十分なスペースがあるトイレなどは、健常と言わ

れている人たちが使っても、別に不自由でなければそれはユニバーサル

デザインと考えていいでしょう。

バリア、バリアフリー、ユニバーサルデザイン全てを考慮した環境づく

りが求められていると思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。