何度目かのバランス談義
ここでも何度かバランスのお話はしてきたと思います。
バランスには、静的なものと動的なものがあるとか。
もう一度考えてみたいなと思ったので、重複覚悟で書いてみます。
静的なバランスは、ある姿勢を保持することにつながります。
もちろん地球人なので重力の元でという条件が付きます。
重力に抗して身体を真っ直ぐに保つということが求められます。
一見何もしていないような、静的なバランス保持も実は体の内部で大き
な仕事をしている、エネルギーを使っているということになります。
では動的なバランスとはどういうことでしょうか?
まず動的の動く部分がどこかによって、大まかに二つに分けられるの
ではないかと思っています。
一つは重心の移動そのものです。
それは結局身体自体が移動していくことです。
重心および身体が移動していく中で、いかに安定を維持していくか
ということになります。
もう一つの場合が、重心はあまり移動させずに、末端の部位を自由に
動かすことです。
具体的には身体は動かさずに手足を自由に動かして、安定している状態
を指します。
重心の移動、重心の安定どちらにしても、重心が位置する骨盤や股関節
周囲の安定制御が必要です。
これが昨日も言った、コアの重要性ということにつながります。
ですから、静的であれ動的であれバランス能力の必要条件としてコアの
部分の安定度=強さ・柔軟性・コントロール能力が挙げられます。
そこには、
身体の動きを規定する関節の可動域や可動性、筋力や力のコントロール
(神経系)などの要素がそのまま関係していることになります。
なんだか、当たり前のことを難しげに説明している形になりましたが、
これが身体を動かす時の、原理だということです。
まずは、
バランス能力のためにも改めて身体の動く範囲を確かめてみましょう。
今日も読んでいただきありがとうございました。また明日。