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朝野裕一

身体の動きの最適化と自由度の関係?

奇跡のレッスンはいつも欠かさずに観ている番組です。

つい最近の題材は、陸上長距離のレッスンでした。

世界的に有名なコーチのレナート・カノーバさんが中学生に教える

陸上長距離。

その中でとても面白いなと感じた部分が、

走るときは腕だけを振って身体を回すなという部分。

実際は全く体が回旋しないことはあり得ないのですが、意識して腕に

集中する、それによって無駄な身体の動きを排除して、効率的な走りを

目指そうという意図でした。

一方で、緊張しすぎてしまうと体が硬くなってしまい自由な動きを制限

してしまう、いわゆる硬い動き。

これを無くすために、メンタル的なアドバイスもしていました。

この二つのこと。

前者が身体運動の最適化・効率化。

後者が運動の制限、言ってみれば自由度の減少・欠損。

と解釈できるのではないかと思いました。

特に長距離走などでは、無駄な動きが多いと最終的にエネルギーをロス

してしまい、最後まで能力を発揮することができなくなってしまう。

身体の動きの最適化が必要になってきます。

身体運動の最適化=エネルギーロスの少ない身体の動き、としましょう

一方、身体が精神的緊張や極度の疲労のあまり思うように動かせない

状態を、身体運動自由度の欠損と考えます。

この両者の考え方は、

身体を効率的に動かすことと自由に動かすことをどう保証するか、

どうその両方を兼ね備えて動くかという課題に置き換えることができる

と思います。

先ほどの話に戻せば、

走っている時に、身体を回す可動性を保ちつつ、ある動きにおいては

それを固める、というか無駄な動きを出さないようにする。

必要に応じてそれを選択することができる=動きの自由度ということに

なります。

同じようなことは何度もここで話してきましたが、改めて感じました。

動きの自由度があって初めてそれを最適化する運動選択が可能という

ことになるのでしょう。

身体を固めている(動を意図的に制限している)のか、硬くなって

しまうのか、では全然違う結果を生むということですね。

固まってしまう=自由度を失う。

硬くする=自由度がある、です。

その底流にあるものは、

どんな目的で動いているか?という課題(お題)設定をよく認識して

(知って)いることだと思います。

長距離をできるだけ速度を落とさず早い時間に完走する、が長距離走の

目的でしょう。

そのためには、速度の大小があまり大きくぶれ過ぎず、意図的に変化

させる余地も残しながら、

ゴールまで極端な速度低下を防ぐ配慮が必要になってきます。

そして、

そのためにはどんなトレーニングが必要か?常に目的意識を持った

取り組みが重要になる。

聞けば当たり前に聞こえることがとても大事だということを、この

奇跡のレッスン長距離走編で感じるこができました。

それにしても世界的コーチに教えてもらう生徒たちはとてもラッキーだ

なと思います。

ちなみに、

長距離走でも、短距離走で当たり前のフォアフット・ランディング

(つま先接地走法)が指導されていました。

長距離走と言えども、スピードとタイムが重要視される現代の特徴を

表していました。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。ちょっと難しい話

だったかなぁ?まだまだ文章表現が思いに追いつきませんね。

すみませんがまた明日。

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