- 朝野裕一
身体が動く仕組みを知ろう;その1〜関節可動域のこと(6)
自動運動のことについて、
自動ストレッチのことについてお話ししてきました。
自動ストレッチを行う意味とは?
その目的は?
一言で言えば、
運動、身体運動の自由度を獲得する
ということになります。
他動的に動く範囲を確保する、それは動きの自由度を獲得するための
第一歩ですが、それだけでは足りません。
自分の思うようにそんなに努力を要さずに動かすことができる、
それが次のステップです。
身体運動の自由度獲得への。
自分の身体が苦労なく多くの範囲を動ける、とうことが運動自由度の
条件になるでしょう。
これが(自動)ストレッチをする意味です。
自由度という以上は、逆に身体を必要に応じて固めることもできなけれ
ばなりません。
またスピードを要する動き、強い力を発揮する動きに対しても対応でき
なければ、自由度を獲得したことにはなりません。
それは次の段階(第3ステップとでも言える)の、筋出力発揮の段階
です。
身体の動きを自由にするための段階を考えると、
他動的に身体が動く範囲を確保する→自動的にその範囲を自由自在に
動かせること→その動きを自由に制御できる筋出力発揮、という
ステップを踏むことになります。
次回からは神経の指令による筋肉の収縮力=筋力(筋出力発揮)の話
になってきます。
まぁ、
言ってみれば筋トレの話ですね。
みなさんが普段イメージする筋トレとは、大分違うものかもしれません
が・・・
身体を動かす仕組みを知って、身体運動の自由度を獲得しましょう!
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。