身体が動く仕組みを知ろう;その3〜筋トレに対するイメージを変えよう
筋トレかぁ〜辛そうだなぁ、やりたくないなぁ。
そんなことを感じるあなた、もっと筋トレに関する知識を得てその
マイナスイメージを変えてみませんか?
これが今回の趣旨です。
運動習慣が根付かない一因に、筋トレとそのハードルの高さを感じる人
が多いのではないかと思っています
実際、
ある程度の負荷を与えることで、筋肉が太くなることが分かっています
過負荷の法則と言って、ある程度の負荷を継続的に与えることで筋肉を
形作る筋繊維が太くなります。
それによって発揮できる力(筋力)が増えると言えます。
でもそもそも、何のために筋トレをするのでしょうか?
ストレッチ同様原点に帰って考えてみましょう。
筋力が低下しているから、では答えになっていません。
少なくとも不完全だと思います。
そこには筋肉とその収縮力である筋力ということについて、色々な課題
が待っています。
課題が待っているというよりは、そう単純に言い切れない様々な要素が
関係しているということなのです。
その辺を一つずつ紐解いていき、筋トレに対するイメージを少しでも
変えていこうと考えています。
おつきあいのほどよろしくお願いいたします。
さて、
筋肉はそもそも何で収縮するか?
それはここで何回も書いてきたように、神経の指令があるからです。
☆筋肉は神経の指令によって収縮し、ある力を発揮する
これがまず覚えて欲しい大原則です
次に、
神経の指令といっても、必ずしも脳からの意識的な命令だけでは
ありません。
☆筋肉は意識的・無意識的いずれにも反応して収縮します
意識的なものを随意収縮と言います。無意識的は不随意となります。
脳の命令がなくても、反射と言って脊髄という神経の路のどこかで指令
が発せられて、結果として筋肉の収縮が起こることがあります。
正常なものと、病的なものがあります。
まぁこれは特にどうしても覚えておく必要はありませんが、ストレッチ
のところで、反動をつけて行わないよう伝えたのは、この不随意的・
反射的な収縮が起こるからと説明しています。
ですから、
知っておいた方が、知らないよりはいいかなと思います。
もう一つ、
☆筋肉は使わなければ萎縮していきます
これはある意味当然のことと思われるでしょう。
先ほどの話と繋げれば、神経の指令が行かなくなると、筋肉は痩せて
くるということです。
筋肉が痩せてくる原因はそれだけではありませんが、特別の場合を除け
ば、多くの場合使わないということが原因であると言えるでしょう。
廃用性の萎縮などという言葉もあります。
筋肉を使うことで、その筋肉の発する力は維持されます。
細かいことは次回にするとして、
今回はこれらのことを覚えておいてください。
筋肉あるいは筋トレについて話し出すと、それはもう膨大なことについ
て述べなければなりません。
大げさに聞こえますが、実際そうなのです。筋トレの細部を覗けばそう
なります。
ここではそれをある程度整理してお伝えできればと思っています。
今日はこの辺にして、読んでいただきありがとうございました。
また明日、ごきげんよう。