• 朝野裕一

癒しと身体性

けさ新聞で、ヒト形のビーズクッションが介護用品紹介欄に載っていた

のを見ました。

ヒト型なんですが、両手が非常に長くできていた、背中におんぶしたり

、身体の前で抱っこしたりできる造りになっています。

人がちょっと一人で寂しい気持ちの時などに、抱きしめたりできる

グッズです。

人がストレスを抱えているときにそれを癒す役割にペットがいます。

ペットセラピーとも言われて、その効用も確かめられています。

同様に、ちょっと不器用な(必ずしもヒト型ではない)ロボットも

癒しの効果があると言われています

これは身体性というよりは言語コミュニケーションなどを通じた、

親しみやすさ、あるいはいたわり感を持たせる弱いロボットなどに

ともなう癒し感でしょう。

ペットに関しては逆に言語コミュニケーションは必ずしも通じている

とは限りません。

少なくとも犬や猫側からはっきりした言語のサインは出てきません。

でもその代わりというのか、身体のふれあいがとても重要な要素だと

思われます。

なので、必ず身体が人と同じである必要はない(ペットも代表的な犬や

猫は四つ足動物です)のですが、

このヒト型ビーズクッションはヒトの身体に似せて、より手が長い

デフォルメした造りがとてもヒトの身体性とマッチして癒し効果がある

のかもしれません。

まったく表情などを持たない単なるビーズクッションであるにも関わら

ず、なにか親しみやすさを感じるシンプルなデザインです。

身体のふれあいは心の癒しにつながるという現れなのでしょう。

昔から手を添えたり、手当てと言って自分や他者の痛みを感じる部分に

手を当てる癒しがあります。

このように、

身体性のインプットの要素が癒しと関係しているのかもしれません。

もちろん身体を介さなくとも心と心の通じる癒しというものもあると

思います。

しかし、音楽から癒しを得るにしても、音を聴覚を通じて感じるという

身体性がともなっています。

昨日書いたダンスと身体性にしても、ある意味身体を通じた癒し効果が

あるのではないかと思います。

癒しの全てではないけれどもその多くの部分が身体を介したものとも

言えそうです。

ぬいぐるみなんかも典型的な癒し効果グッズなんでしょうね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。